ファクタリングの手数料には業者の利益となる「基本手数料」とそれ以外の「別途手数料」の2種類に分けられます。 基本手数料はファクタリングのカテゴリによって大きく変動しますが、売掛金の0.25%~30%前後で見ておきましょう。別途手数料はかからない場合が多くありますが、交通費などを抜けば1万円前後が相場です。 この記事では、ファクタリングの種類ごとに手数料の相場を詳細に解説しています。 ※本記事はGMOペイメントゲートウェイ株式会社提供によるスポンサード・コンテンツです。
ファクタリングでかかる手数料一覧ファクタリングの手数料①基本手数料ファクタリングの手数料②別途手数料ファクタリングの手数料が決まる要因ファクタリングの手数料の相場一括ファクタリングの手数料は1~30%診療報酬ファクタリングの手数料は0.25~1%調剤報酬ファクタリングの手数料は0.25~1%介護報酬ファクタリングの手数料は1~3%国際ファクタリングの手数料は0.7~2.0%商品在庫ファクタリングの手数料は0円〜数千円家賃収入ファクタリングの手数料は1~30%保証ファクタリング(取引信用保険)の手数料は1~4%ファクタリング業者は相場付近で手数料が安いところを選ぶのがおすすめファクタリングの手数料の仕訳・勘定科目ファクタリングの手数料の消費税ファクタリングの手数料をより安くする3つのコツ1.信頼できる売掛債権で取引する2.支払い日が近い売掛債権を選ぶ3.毎回同じファクタリング会社を利用して信頼関係を築くまとめ
ファクタリングでかかる手数料一覧
ファクタリングにかかる主な手数料と相場は以下のようになります。 では、それぞれの手数料について詳しく見ていきましょう。
ファクタリングの手数料①基本手数料
ファクタリング業者に売掛債権を買い取ってもらう場合、基本手数料がかかります。 基本手数料は0.25~30%が相場となっており、これがファクタリング業者の利益となります。 手数料は、ファクタリングの種類や、ファクタリング業者が民間企業か国のサービスかなどによって変わります。 企業の業種によっては利用できるファクタリングが違うため、手数料にばらつきがあります。
ファクタリングの手数料②別途手数料
基本手数料以外にファクタリングでかかる手数料について解説していきます。 これらの手数料は、業者によってかかる場合とかからない場合がありますので、業者を利用する前にしっかり確認しましょう。 ファクタリングは手数料以外に手続きにかかる費用を請求されます。以下は別途手数料になります。 手数料だけではなく、これらの別途手数料を請求されることも頭に入れておきましょう。
ファクタリングの手数料が決まる要因
ファクタリングの手数料が決まる4つの要因は以下の通りです。
売掛先の信用力2社間・3社間のどれを使うか利用者の信用度利用希望額の金額
基本的にはこれらの要因が影響して手数料が異なります。具体的には以下の表で解説します。 ファクタリングは売掛金を売買するので、売掛先や利用者の信用度は大きく関わってきます。 また、2社間・3社間のどちらを使うかによっても手数料が異なります。 2社間とは利用者とファクタリング会社の2社間で行う方法で、売掛先に通知が行くことがなく、入金のスピードも比較的早いです。 3社間は利用者とファクタリング会社、売掛先の会社の3社間で行う方法です。 利用に際し、売掛先の企業からファクタリング契約の承諾をもらう必要があります。 入金は売掛先の企業の承諾後に行われるので2社間に比べて入金タイミングは遅いですが、手数料が低くなります。
ファクタリングの手数料の相場
ファクタリングはジャンルごとで手数料の相場が変わります。 前述した「2社間か3社間のどちらを利用するか」や信用度も大切ですが、業種によっては低い手数料で利用できるのでチェックが必要です。 特に診察、調剤報酬ファクタリングなど医療に関わる特殊な場合は手数料1~3%と非常に安いです。審査や利用額によっては銀行ローンの金利よりも手数料が低くなります。 ただ、一般的に使われるファクタリングは一括ファクタリングであり、手数料は1%以上になります。相手企業や自社の信用度によっては手数料が30%近くとられる場合もありますが、ファクタリング業者によって上限が決められています。
一括ファクタリングの手数料は1~30%
診療報酬ファクタリングの手数料は0.25~1%
通常のファクタリングと異なり、取引対象の国保・社保が企業のように倒産するリスクはほぼ無いため、手数料は平均して0.25~1%とかなり低く設定されているのが特徴です。 医療機関や病院が、国民健康保険団体連合会(国保)や社会保険診療報酬支払基金(社保)に対し請求する診療債券報酬を、ファクタリング会社が買取って取引を行う流れになっています。
調剤報酬ファクタリングの手数料は0.25~1%
診療報酬ファクタリング同様に、取引先の国保・社保の倒産リスクがほぼ無いため手数料は0.25~1%と低く設定されています。
介護報酬ファクタリングの手数料は1~3%
介護報酬ファクタリングの手数料の相場は1~3%で、介護業者が国民健康保険団体連合会(国保)から受け取る介護報酬を事前にファクタリング業者に買い取ってもらい、後日ファクタリング業者が報酬を受け取ります。 診療・調剤報酬ファクタリングよりもやや高い手数料が設定されているのは、医療報酬よりも額や規模が小さいのが主な理由ですが、リスク自体は非常に小さいです。
国際ファクタリングの手数料は0.7~2.0%
国際ファクタリングの手数料は従来の信用状の保証利率に近い0.7~2.0%となっています。 現地のファクタリング業者から与信・引受の協力を得ているため、4社間ファクタリングともいえるのが特徴的です。
商品在庫ファクタリングの手数料は0円〜数千円
商品在庫ファクタリングの手数料は、買い取ってもらう在庫商品の買取価格からファクタリング業社に支払う手数料を差し引いた金額で買取してもらえます。手数料は商品によって大きく変化しますが、数千円ほどで済んでしまうことがほとんどです。 服や家電などの小売業者が売れない商品の整理のために利用することが多く、換金性の低い商品を扱うため、基本的には小売価格の半分以下の価格で買い取られてしまいます。
家賃収入ファクタリングの手数料は1~30%
3社間での手数料は入居者個人の信用もあり1~5%と相場が低めですが、2社間はオーナーの信用も関わるため、通常のファクタリング同様に10~20%と割高です。
保証ファクタリング(取引信用保険)の手数料は1~4%
保証ファクタリングの手数料は売掛債権保有者が保証ファクタリング業者に保証を依頼します。業者が売掛先の与信を判断し、信頼性をもとに保証料が決めるため相場は1~4%ほどになります。
ファクタリング業者は相場付近で手数料が安いところを選ぶのがおすすめ
ファクタリング業者を選ぶ際は、できるだけ手数料が相場付近で安いところを探すのがおすすめです。 そうすることで、手数料が少ない分だけ多くの資金が手に入るのはもちろん、闇金と呼ばれる悪徳業者を避けることができます。 今すぐに資金が必要な会社をターゲットにする悪徳業者は、足元を見て非常に高額な手数料を請求してくることが多いです。 どうしても至急資金が必要な会社にとっては、高い手数料を支払ってでも欲しいお金ですので、承諾したくなることもあるでしょう。 しかし、単純に手取り金額を多くするためだけではなく、悪徳業者にあたらないためにも、手数料の安い業者に依頼することをおすすめします。 ファクタリング業者の選び方については、以下記事で詳しくまとめています。 参考:ファクタリングとは?図解でわかりやすい解説・手数料・違法会社を避ける7つのポイント
ファクタリングの手数料の仕訳・勘定科目
ファクタリングの契約をした際は、資産計上している売掛金を貸方勘定に仕訳け、代わりに同額の未収金を資産計上します。後日ファクタリング会社から振り込まれた際は未収金を資産から外す必要があります。 手数料10%の取引であれば、未収金100万円に対し預金として90万円が振り込まれます。 手数料にあたる残りの10万円は売上債権売却損として費用計上しましょう。
ファクタリングの手数料の消費税
ファクタリングは売掛債権の譲渡取引であるため、国債や株などの取引同様に消費税は発生しません。 そのためファクタリング会社から消費税の支払いを求められたり、書類に消費税に関する記載があったりする場合は悪徳業者である可能性が高いため注意が必要です。
ファクタリングの手数料をより安くする3つのコツ
ファクタリングの手数料を安くするためには、次の3つのコツがあります。 ではそれぞれのコツを詳しく紹介していきます。
1.信頼できる売掛債権で取引する
ファクタリングする売掛債権は、信用性が高いほどファクタリング会社の貸倒れリスクを減らせるので、手数料を安くできる可能性があります。 たとえば、国や地方知自体、大企業などの売掛債権は信用性が高くなります。また、中小企業であっても事業年数の長い企業であれば手数料が安くなる可能性があります。 これらの条件に当てはまる売掛債権を所持している際は、その信頼性をアピールするのがおすすめです。
2.支払い日が近い売掛債権を選ぶ
支払い日が近い売掛債権であれば、ファクタリング会社に資金が戻ってくるのも早いので手数料が安くなることがあります。 また、支払い日が遠すぎるとその間に売掛先が倒産してしまうリスクもあるため、ファクタリング会社のリスクが大きくなってしまいます。 そのため支払い日がなるべく近いものを選ぶことがポイントになります。
3.毎回同じファクタリング会社を利用して信頼関係を築く
毎回違うファクタリング会社に依頼するのもひとつの方法ですが、毎回同じファクタリング会社に依頼することで、お互いに信頼関係が築くことができるようになります。 実際に手数料が安くなる具体例として、GMOペイメントゲートウェイが提供する「継続プラン」が挙げられます。 このプランでは2回目以降の利用で利用審査などが不要になるほか、手数料率も0.5%ほど割引されるので、GMOペイメントゲートウェイを利用し続けることで手数料を低くすることができます。 ファクタリングは資金のやりとりなので、やはり大事なのは「この会社は信用できるか」ということです。 GMOペイメントゲートウェイ以外の業者でも、何度も依頼して実績を重ねていけば信用度が増すため、手数料も安くなる可能性があります。
まとめ
今回はファクタリングの手数料について解説してきました。 ファクタリングには「基本手数料」と、債権譲渡登記費用や印紙代などの「別途手数料」の2つがあります。 手数料が決まる要因は、以下の4項目です。
売掛先の信用力2社間・3社間のどれを使うか利用者の信用度利用希望額の金額
「売掛先の信用力が高い」「3社間ファクタリング」「利用者の信用度が高い」「利用希望額が高い」という場合は手数料が安くなります。 ファクタリングのジャンルによって信頼度などが大きく異なるので、基本手数料も同様に変動します。 紹介したように、手数料を下げるコツはありますので、できるだけ有利な条件でファクタリングできるよう、事前に対策をとっておくことが大切です。 ※本記事はGMOペイメントゲートウェイ株式会社提供によるスポンサード・コンテンツです。