そこで今回は、自社に合った広告効果測定ツールの選び方を解説します。 また主要な広告測定ツール4種類と、特徴のある3種類の測定ツール、そして同時に導入しておくべきツールを、リスティング広告事業をしている弊社の担当へのヒアリングを通してまとめました。 AIがGoogle Analyticsと連携して、CVR改善に重要なポイントを教えてくれる【無料サイト診断】を受けてみる>>

広告効果測定ツールとは?メリット・デメリットをおさえたうえで導入を

広告効果測定ツールは、インターネットで人をWebサイトに集めるいわゆる「集客」の部分に特化した分析ツールです。

広告効果測定ツールとは?メリット・デメリットをおさえたうえで導入を広告効果測定ツール導入のメリット・デメリットよくある失敗を防ぐ!自社にあった広告効果測定ツールを選ぶ3つのポイントポイント1:把握したい効果を測ることができるのか?実施したい効果測定ができるのか?ポイント2:現場が、ツールを活用できるか?ポイント3:サポート体制はどうか?広告効果の全体を分析できる“広告効果測定ツール”4種類の比較①WebAntenna(株式会社ビービット)②AD EBiS(株式会社ロックオン)③ADPLAN(株式会社オプト)④CAMP(株式会社RightSegment)スマホ・電話計測などの特化型広告測定ツール3種類まとめ⑤【スマホ広告特化】ADSTORE TRACKING⑥【スマホアプリ特化】F.O.X(Force Operation X) ⑦【電話計測特化】コールトラッカー合わせて押さえる!広告効果測定ツールと一緒に使うと効果的なアクセス解析ツール2選①Google アナリティクス②User Insightまとめ

Webマーケティングに取り組む会社では、バナー広告、リスティング広告、メルマガ、SNS、SEO…などの多様な施策をしています。もちろんGoogleアナリティクスのようなアクセス解析ツールでも、分析はできます。(参考:アクセス解析ツールの一覧 ≫) しかし「その流入の入口がどこだったのか?」「どこのチャネルが大きな成果に貢献したのか?」を調べるためだけのツールではありません。そのためアクセス解析ツールで広告効果をきちんと分析するには、手間や時間がかかります。 そんな「集客チャネルごとの成果の分析」を短時間で効率的に行えるのが、広告効果測定ツールです。 参考:広告効果測定3つの基本 ~データで成果を上げるコツ

広告効果測定ツールができることの例

・複数の広告効果が一括管理(複数の管理画面を見る必要がなくなる) ・広告以外の流入施策の成果の可視化 ・コンバージョンに至るまでのユーザの行動パターンの分析 ・ランディングページのABテスト など (※すべてのツールでできるわけではありません)

広告効果測定ツール導入のメリット・デメリット

もちろん、導入にはメリット・デメリットがあります。

メリット

①Webマーケティングの全体成果を図りやすくなる。 ②別々で見ないといけない情報を同時に確認ができるようになり、作業の工数を減らせる。 ③素早く改善の判断ができ、その結果として広告投資が適切にできるようになる。

デメリット

①導入には人的・金銭的コストがかかる ②シンプルな集客しかしていない場合は、あまり工数削減につながらない可能性もある そのため広告効果測定ツールは、「ある程度、複雑なWebマーケティング施策を行っている企業」が導入をするべきです。 広告の予算や種類が少ない場合やCVの種類もすくないなど、複雑ではない場合、管理画面で見るほうがシンプルに管理ができる場合もあります。

よくある失敗を防ぐ!自社にあった広告効果測定ツールを選ぶ3つのポイント

実際に広告効果測定ツールを選ぶときに、確認したいポイントをまとめました。

ポイント1:把握したい効果を測ることができるのか?実施したい効果測定ができるのか?

ツールの種類によっては、測定可能な項目と不可能な項目があります。 例えば、 ・DSPなどの出稿とアフィリエイトと成果が重複している → 正しいCV数が取れるか? ・スマホからの流入が増えてきた → スマホのCVが正確にとれるか?(実は、iPhoneでの自然検索流入が正確に取れない場合もあり、注意が必要など) ・ソーシャル広告の出稿が増えた → ソーシャル経由のCVを正確に計測できるのか? などです。 自社のWeb広告の活用状況と合わせ、そもそもそのツールで正しく把握したい効果を計測できるのか?を導入前に必ず確認しましょう。

ポイント2:現場が、ツールを活用できるか?

広告効果測定は広告の効果を、日々把握して改善していくためのツールです。そのためツールの導入だけではなく、現場がツールを使いこなして運用できるのが重要です。 そのために、ツールが使いやすいものか?情報を見やすいか?また、実際に現場でツールを使いこなすことができるのか?できそうか?を導入前に確認しておきましょう。

ポイント3:サポート体制はどうか?

ネット広告などの集客方法は、種類が増え複雑になっています。 導入を検討しているツールは、それらの新しい集客方法に対応しているでしょうか?またサポート体制や質問ができる環境がツール提供会社にあるでしょうか?導入検討時の対応などからも、質問がしやすい状況であることを確認しましょう。

広告効果の全体を分析できる“広告効果測定ツール”4種類の比較

広告効果測定ツールにも、広告を全般的に測定するタイプと、特定の広告やCVに特化するタイプがあります。まずは、よく比較が行われる主要4ツールを紹介します。

①WebAntenna(株式会社ビービット)

http://www.bebit.co.jp/webantenna/ Web広告効果をまとめて計測!「ウェブアンテナ」サービス資料無料DLへ≫

ここがポイント!

媒体ごと、広告枠ごと、クリエイティブごとなどのアトリビューション分析が得意。 重複なく真の成果貢献測定ができるので、広告投資の判断につながる

こんな企業におすすめ

顧客のLTVや、どの純広告が認知度向上に貢献しているのかなど間接効果を含めて成果を知りたい

特徴

・株式会社ビービットが提供 ・リスティング広告、ディスプレイ広告、アフィリエイト広告、・メールマガジンからの流入などの基本的な広告の測定は可能・管理画面上でクリエイティブ画像が確認できる ・スマホからの流入も対応 ・管理画面上でクリエイティブ画像が確認できる ・LPO(ABテスト)機能を利用したランディングページの改善ができる ・ツール導入・使い方サポート、関係会社フォロー、テクニカルサポートなど、専属のサポート担当がソフトウェア分析・活用のために手厚いサポートを実施 参考:アトリビューション分析とは|3つの事例と実戦での活用法

②AD EBiS(株式会社ロックオン)

http://www.ebis.ne.jp/

ここがポイント!

Web広告を測定しつつ、アプリやTVからの効果なども併せて計測できる

こんな企業におすすめ

Web広告以外にも多くの流入チャネルを持っており、そこからの成果を正確に測定したい

特徴

・株式会社ロックオンが提供 ・導入実績7,000社以上で、シェアNo.1 ・リスティング広告、ディスプレイ広告、アフィリエイト広告などの基本的な広告の測定は可能 ・料金が最低1万円と安価(ただしクリック数が多いや追加機能をつけると、その分は追加費用が必要) ・Google AdWordsとのデータ連携機能 ・同じくロックオンが提供する「ログエビス」を入れればアクセス解析も可能。 ・TVエビスやSEOエビス、コンテンツエビスなど、Web広告以外の効果測定機能と連携させることができる

③ADPLAN(株式会社オプト)

http://www.adplan.ne.jp/

ここがポイント!

もっとも歴史が長く、より多くの企業が使えるようなシンプルでわかりやすい設計

こんな企業におすすめ

シンプルにわかりやすく情報を見たい広告主

特徴

・株式会社オプトが提供 ・リスティング広告、ディスプレイ広告、アフィリエイト広告などの基本的な広告の測定は可能 ・Xrost(オプトが提供するデータプラットフォーム)との連携が可能 ・スマートフォン内サイト解析対応 ・LPO対策ができるADPLAN LPO、エントリーフォーム最適化のためのADPLAN EFO、ソーシャルメディアでの効果把握・運用最適化のためのADPLAN SM、スマートフォンサイトへ自動でコンバートを行うADPLAN SGなどもあり、連携可能

④CAMP(株式会社RightSegment)

http://www.ca-mp.jp/

ここがポイント!

PC・モバイル・スマートフォンとマルチデバイスで、広告効果を見られる

特徴

・株式会社サイバーエージェント100%子会社の株式会社RightSegmentが提供 ・PC・モバイル・スマートフォンの広告効果を共通の画面から、まとめて管理 ・リスティングのバルクアップ機能の利用が可能 ・リスティング広告、ディスプレイ広告、アフィリエイト広告などの基本的な広告の測定は可能 ・複数のクリエイティブを同一画面で比較して分析できる ・管理画面上でクリエイティブ画像が確認できる ・リワード広告各社との成果通知連携

スマホ・電話計測などの特化型広告測定ツール3種類まとめ

⑤【スマホ広告特化】ADSTORE TRACKING

http://adinnovation.co.jp/tracking

特徴

・スマホのリワード広告やアドネットワークなどのスマホ広告の広告効果測定に特化 ・複数の純広告やアフィリエイト広告などのスマートフォン広告、海外広告を一元管理できる ・投資回収率機能あり(各月の広告流入ユーザの課金データから、12ヶ月間の累計収入と回収率の算出)

向いている企業

・スマホアプリの広告効果測定がしたい ・複数の広告を運用している ・投資回収率までしっかり分析したい

⑥【スマホアプリ特化】F.O.X(Force Operation X)

https://cyber-z.co.jp/fox

特徴

・スマホアプリの広告効果計測に特化して効果把握・分析ができる ・日本のアプリマーケットの導入シェア率50% ・Facebook、Twitterの公式パートナー ・業界・業種別KPIに対応した8種類の管理画面を展開

向いている企業

・スマホアプリの広告効果測定がしたい ・EC、ゲーム、エンターテイメント、ユーティリティなど、アプリのジャンル(業界別KPI対応の管理画面がある)

⑦【電話計測特化】コールトラッカー

https://www.calltracker.jp/service/calltracker/

特徴

・Webメディア、雑誌などの紙広告、看板、TV/ラジオなど、出稿している広告からの電話反響を全てトラッキングでき、広告効果が可視化できる ・営業時間外・通話中などで出られなかった場合も、通知や転送によって機会損失を減らせる

向いている企業

・Web広告なども出しているが、最終的には電話の問い合わせが多い企業 ・紙広告など幅広く広告を出稿している企業

合わせて押さえる!広告効果測定ツールと一緒に使うと効果的なアクセス解析ツール2選

広告効果測定ツールとアクセス解析ツールの機能は、かぶる部分もあります。しかし、広告効果測定ツールに入っているアクセス解析機能は、限定的です。そのため広告効果測定ツールを入れた場合は、一緒にアクセス解析ツールも併用することをオススメします。

①Google アナリティクス

https://www.google.com/intl/ja_jp/analytics/

特徴

・非常に多くのサイトに導入されている定番アクセス解析ツール ・無料で使える ・多機能でアップデートも多い

②User Insight

http://ui.userlocal.jp/

特徴

・数値情報だけではなく、「ヒートマップ分析」などで視覚的・直感的に分析ができる ・スマホ、タブレットにも対応 ・独自データで、訪問してきた人が所属する組織名や動きが分析できる

まとめ

いかがでしたか?一見すると違いがわかりにくい広告効果測定ツール。本記事を参考に、みなさまが適切な広告効果測定ツールを選べるようになりましたら幸いです。(参考:広告効果測定ツール・アクセス解析ツールの一覧 ≫) また広告効果測定で成果を拡大する方法については、下記記事に詳細が説明されています。あわせてご覧ください。 参考:広告効果測定3つの基本 ~データで成果を上げるコツ AIがGoogleAnalyticsと連携し、改善に重要なポイントを提案してくれる「AIアナリスト」の資料を無料DL>>

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