そこで今回は過去に実施したサイト上のユーザビリティテストの結果から、エントリーフォームに関する実際のユーザーの声をご紹介したいと思います。 ぜひ自社サイトのエントリーフォームと比較して課題を見つけてみてください。

不必要な情報を入力したくない

ユーザーの声:『必須項目が最低限の内容でいいから‥あんまり情報も出したくないから…』

不必要な情報を入力したくない入力エラーをすぐに教えてくれない未入力箇所がどこだか分からない入力項目が多いと個人情報の取り扱いに不安を感じる郵便番号は半角なのか、全角なのか、ハイフンを入れるのか入れないのかが分からない株式会社を入れるのか分からない「お届け先」と書かれていても、何を入れればよいのか分からない入力フォームのサイズが小さくて入力しづらい(スマートフォン)フリガナを入力するのが大変(スマートフォン)まとめ

背景・理由:ユーザーは当然不必要に感じるような項目には情報を入力したいとは思いません。そのためアンケートや決まりきっていない内容が必須項目として求められると、入力をためらってしまいます。 改善方針:できるだけ不必要な必須項目はフォームから減らす

入力エラーをすぐに教えてくれない

ユーザーの声:『ページを移動する時に、そういう訂正はいってくれた方が分かり易かったかな』 背景・理由:ユーザーが一部入力を忘れてしまっていた項目があったにも関わらず、次のページへと遷移できるようになっていたため、確認ボタンを押すまで項目が未入力だったことにユーザーは気づきません。 改善方針:エラーが起きていることは、できるだけすぐにユーザーに知らせる

未入力箇所がどこだか分からない

ユーザーの声:『全部入ってると思うんですけどね…』 背景・理由:ユーザーは全ての項目を入力したと思っているにも関わらず、エラーが表示されてしまい次のページへと進むことができません。 改善方針:エラーや未入力箇所を分かりやすく提示する

入力項目が多いと個人情報の取り扱いに不安を感じる

ユーザーの声:『プライバシーマークみたいなのが取得されてるか分からないですけど、そういうところがあるとなんかもっと安心できるのかな』 背景・理由:ユーザーはあまりにも多くの個人情報の入力を求められてしまうと、個人情報が安全に取り扱われるかを不安に感じてしまいます。 改善方針:エントリーフォームの安全性をプライバシーマークなどで伝える プライバシーマークコンサル会社を選ぶときの4つのポイント

郵便番号は半角なのか、全角なのか、ハイフンを入れるのか入れないのかが分からない

ユーザーの声:『「英数字は半角入力」等、記載して欲しい』『ハイフン要るのかな。要らないんだったら、ハイフンは要らないとか書いて欲しいですね』 背景・理由:ユーザーの入力ミスの中でも、全角半角の違いは分かりづらいため入力ミスとしてもかなり多いものになります。 改善方針:全角なのか半角なのかが分かるようにする。もしくは、どちらでも対応できるような仕様に変更する

株式会社を入れるのか分からない

ユーザーの声:『株式会社は要らないんですかね』 背景・理由:郵便番号と同じように、会社名に株式会社を入れるべきなのか、入れないべきなのか?という点もユーザーは気になります。 改善方針:株式会社を入れるのか、入れないのか参考例などを記載する

「お届け先」と書かれていても、何を入れればよいのか分からない

ユーザーの声:『会社名入れるのか、人の名前入れるのか・・・?』 背景・理由:ユーザーはお届け先という項目名から、会社名を入れればよいのか、担当者名を入れればよいのか判断がつきませんでした。 改善方針:『お届け先(会社名)』のように誰が見ても記入内容が分かるようにする

入力フォームのサイズが小さくて入力しづらい(スマートフォン)

ユーザーの声:『結構ちっちゃいなと思いました。もう少し縦幅があった方が入力しやすかった』 背景・理由:スマートフォンは、ユーザー自身が指でフォームを選択するため入力フォームのサイズが小さいと、なかなか入力することができません。 改善方針:入力フォーム毎にスペースの余裕を持たせる

フリガナを入力するのが大変(スマートフォン)

ユーザーの声:『スマホでフリガナ入れるのすごくめんどくさいんですよね。』 背景・理由:スマートフォンは、PCと比較すると入力するのに時間が掛かります。そのため、PCではあまり気にされなかったフリガナ入力なども煩わしいと思われてしまいます。 改善方針:名前を入力したら、自動でフリガナが付くようにする

まとめ

いかがでしたでしょうか?所有しているWebサイトのエントリーフォームで該当する項目があると、離脱される原因になっている可能性があるので修正できる箇所はぜひこの機会に直しましょう。 また離脱率を図るために、Googleアナリティクスのような解析ツールを導入して一度どの程度離脱されているのかを知っておくと良いかもしれません。

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