月々の基本料金は550円、固定電話への通話料は一律8.8円/3分と低額なため、電話代を節約したい方も検討できるでしょう。 回線工事は必要ですが、今まで使っていた固定電話の電話番号を利用できるため、職場や学校、金融機関などに電話変更の手続きをしなくても済むというメリットもあります。 この記事では、ドコモ光の電話サービスへの申し込み方法についてまとめました。すでにドコモ光を利用している方とこれからドコモ光に申し込む方に分けて解説します。 また、NTTの加入電話やひかり電話とは何が違うのか、利用上の注意点についても紹介します。 ドコモ光の電話サービスに関するよくある質問とその答えも紹介しているため、ご覧になり、電話サービスの見直しにもお役立てください。 ■ この記事を読んでわかること ※記事中に記載の価格は特筆ない限り全て税込表記としています。 ドコモ光のインターネットサービスを利用している方であれば、インターネット利用料金に月額550円をプラスすることで電話サービスも利用できるようになります。 ドコモ光の電話サービスは、国内の固定電話への通話料が一律8.8円/3分、携帯電話への通話料は一律17.6円/60秒です。 また、アメリカ本土へは9円(免税)/60秒、中国や韓国へは30円(免税)/60秒と、国際電話も一律料金で利用することができます。
固定電話の電話番号をそのまま利用できる
NTTの加入電話を利用している場合であれば、電話番号を変えないでドコモ光の電話サービスを利用できます。また、フレッツ光ひかり電話も番号そのままで利用可能です。 その他の電話サービスを利用している場合も、番号を変えずにそのまま使えることがあります。 ドコモ光側で電話番号の継続利用が可能か判断するため、現在の番号をそのまま使いたい方は事前にドコモ光に問い合わせておきましょう。
工事費用は1,100~3,300円
電話回線導入工事の費用は、電話番号を新規に発行してもらう場合(ナンバーポータビリティなし)で1,100円、現在の電話番号をそのまま利用する場合(ナンバーポータビリティあり)で3,300円です。 回線工事を安く抑えたい方は、電話番号を新しく発行してもらうほうが良いでしょう。しかし、回線工事は最初に1回のみ行う工事です。 今後、継続的に費用がかかるわけではありません。普段から頻繁に固定電話を利用する方であれば、ナンバーポータビリティありのほうが便利でしょう。 なお、NTTの電話を利用している場合、ナンバーポータビリティを利用すると、NTT側での電話番号の使用を一時休止するための手数料として2,200円請求されることがあります。 NTTから請求書が届いたときは、速やかに支払うようにしましょう。
ドコモ光と同時に申し込む場合
まだドコモ光のインターネットサービスを利用していない方は、インターネットと電話の各サービスを同時申し込みできます。 インターネットの回線工事とは別に、電話の回線工事の日取りも決めることが必要です。すぐに工事の日取りが決まらないときは、後でドコモ光から折り返しの電話がかかってくることもあります。
すでにドコモ光を利用中の場合
すでにドコモ光を利用している方は、後から電話サービスを追加することができます。ドコモ光と同時に申し込む場合も別々に申し込む場合も、工事費用は同じです。 また、工事の日取りもインターネットと同じ日とは限らないので、同時に申し込むメリットはありません。電話サービスが必要だと感じたタイミングで申し込むようにしましょう。
NTTの加入電話やひかり電話よりお得
加入電話は基本料金が高く設定されていることが多いです。例えば、NTT東日本のプッシュ回線の電話を利用するときは月額1,760円~の基本料金がかかります。 同じくNTT西日本であれば月額1,870円~の基本料金です。ドコモ光電話との差額は月々1,300円ほどなので、年間15,000円ほどの差が生まれます。 また、NTTひかり電話の月々の基本料金は1,045円です。ドコモ光電話と比べると年間5,940円も高く、契約年数が増えるとさらに差額が大きくなります。
通話料金もお得
ドコモ光電話は、固定電話にかけるときは8.8円/3分、携帯電話には17.6円/60秒と一律料金です。一方、NTTの加入電話は距離が遠いと高くなります。 例えば相手との距離が100kmを超えると、昼間であれば88円/22.5秒かかります。
付加サービスが多い
ドコモ光電話では、さまざまな付加サービスを提供しています。 例えば、通話中にかかってきた電話につなぎ、通話を保有する「通話中着信」、非通知で電話をかけてきた相手に、通知状態にして電話をかけ直すように伝える「ナンバーリクエスト」などの豊富な付加サービスから選択可能です。 (h4)付加サービスがお得に利用できる「ドコモ光電話バリュー」 付加サービスはサービスごとに110~550円の月額料金が定められているため、複数のサービスに申し込むと毎月の利用料金が高くなってしまいます。 申し込みたい付加サービスが多い場合は、「ドコモ光電話バリュー」を検討してみましょう。6種類の付加サービス・528円分の通話料・基本料金が全て含まれ月額1,650円です。 付加サービスの料金だけでも月額1,870円分が含まれているため、お得に利用することができます。
フレッツ光のひかり電話からの切り替えは手数料が必要
フレッツ光のひかり電話からドコモ光電話に切り替えるときは、手数料として2,200円が請求されます。最初に1回のみ発生する料金です。 忘れずに支払いましょう。
電話番号を継続利用するときは初期費用が高め
利用中の電話番号を継続利用するときは工事費用として3,300円かかります。 一方、電話番号をドコモ光で新規取得するときの工事費用は1,100円です。そのため、電話番号を継続利用するときは初期費用が高めになります。
利用できない番号がある
ドコモ光電話では、話し中かどうか調べる「114」やキャッチホンで利用する「145」「146」などの特定の電話番号を利用できません。 特に緊急性の高い電話番号は含まれませんが、気になる方は確認しておきましょう。
専用ルーターが必要
ドコモ光電話を利用するときは、専用ルーターが必要です。 無線LANを利用しない場合であれば無料レンタルも可能ですが、無線LANも利用できるルーターは東日本エリアであれば月額330円、西日本エリアであれば月額110円かかります。
Q.ドコモ光電話がつながらない
A.ケーブルの緩みを確認してみましょう。 ドコモ光電話がつながらないときは、ケーブルが緩んでいる可能性があります。次の手順で確認してみましょう。実施しても電話がつながらないときは、ドコモ光に問い合わせてみましょう。
Q.フレッツ光ひかり電話の解約後、インターネットが利用できない
A.インターネットの再接続が必要です。 フレッツ光のひかり電話を解約してドコモ光の電話サービスに切り替えるとき、一時的にインターネットが利用できなくなることがあります。 この場合は、インターネットの配線を変更し、再接続することが必要です。 インターネットにつながっている機器の電源を適切に切り、一度、すべて配線を外してみましょう。その後、光コンセントとルーター、インターネットデバイスを緩みのないように再接続します。 それでもつながらないときは、ドコモ光に問い合わせましょう。
Q.インターネットなしでドコモ光電話だけ使える?
A.できません。 ドコモ光の電話サービスは、ドコモ光でインターネットを利用している方向けのサービスです。 そのため、ドコモ光以外でインターネット回線を導入している場合や、そもそもインターネット回線を導入していない場合は、利用することができません。 ドコモ光の電話サービスは、すでにドコモ光を利用している方だけでなく、これからドコモ光を利用する方も同時に申し込むことが可能です。 インターネットと電話を同時に申し込んでも別々に申し込んでも工事費は同じため、好きなタイミングに申し込めます。 ドコモ光は基本料金も通話料も低く抑えられているため、固定電話を利用する機会が多い方にとってお得なサービスといえます。現在お使いの固定電話の基本料金や通話料と比較してみましょう。 この記事で紹介した内容を参考に、ドコモ光の電話サービスについての疑問を解消してください。 また、自宅で電話をする機会が多い方は、携帯電話ではなくドコモ光の電話サービスを利用することでも毎月の通信費を抑えられるかもしれません。