折込チラシについて調べてみたけれど、折込チラシ業者の料金サービス体系は様々で、どうやって選べばいいのかよくわからないという方も多いのではないでしょうか。 本記事では、都道府県別の折込チラシ配布相場や各種料金の内訳、コストをうまく抑えるポイントなど、チラシ活用未経験者に必須の知識を網羅的に解説しています。 本記事を読むことで、自社に必要な折込チラシの料金相場が分かり、どのようなことを業者にお願いすれば良いのか、またどうやって料金を抑えれば良いのかが分かるでしょう。 折り込みチラシと相性の良いGoogleローカル検索広告を併用するメリット

折込チラシの料金相場一覧

主な折込チラシの料金相場は以下の通りです。

折込チラシの料金相場一覧地域別の料金相場折込チラシの料金の内訳制作費折込チラシの料金の変動要素折込チラシの料金の調べ方「地域名+折込チラシ料金」で検索する料金見積もりサイトを利用する配布方法別の折込チラシの料金新聞折込会社に依頼するケース印刷会社に依頼するケース最寄りの新聞販売店に配布するチラシを直接持ち込むケース折込チラシの料金の抑え方デザインの見本を持参する一度の注文の量と頻度を多くして業者に優遇してもらうデザインだけ自社で作成する小規模事業者持続化補助金を活用するまとめ

こちらは折込チラシの配布料金なので、制作や印刷も一緒に頼む場合はこの1.5倍〜2倍程度掛かります。 また「折込チラシの料金の変動要素」にて詳細はお伝えしますが、配布する地域やチラシのサイズによって料金は変動します。 料金の一例として、東京都千代田区に以下の条件で配布する場合の料金を見てみましょう。 印刷+配布&主要全国紙全てに配布をするとこれくらいの料金が掛かります。 ご自身の条件での料金の調べ方は「折込チラシの料金の調べ方」にて解説します。

地域別の料金相場

折込チラシ一枚当たりの配布料金の相場は、都道府県ごとや各地域ごとに様々です。 以下の表は、地域ごとの1枚当たりの配布料金を用紙サイズ別に平均化して都道府県ごとにまとめたものです。 参考:新聞折込 全国折込料金表|マストチラシ.com

折込チラシの料金の内訳

折込チラシの料金の内訳は主に上記で構成されています。

制作費

チラシの制作費の内訳は以下です。

デザイン制作費印刷費折加工費

それぞれの料金体系は業者によって差があります。 発注先としては、フリーランスやデザイン会社、デザインから発送までトータルに対応可能な業者など様々です。 各社それぞれの対応範囲によって、様々な料金プランを用意している傾向があるため、以下のポイントを念頭に依頼前に十分確認するといいでしょう。

デザイン制作費

チラシのデザインを制作する費用です。 業者によって料金にかなり差があり、用紙サイズが大きくなるほど高くなる傾向があります。 印刷と配送をセットにすると料金がお得になるプランなど、依頼する作業範囲に応じて料金が異なることが多い印象です。 また、デザインのサンプルを持参すると制作会社側のデザイン制作の負担を軽減できることが多々あるため、費用を割引してくれるところもあるようです。

印刷費

チラシを印刷する費用です。 印刷枚数が増えるほど1枚あたりの単価が安くなる業者が多く、最低印刷部数を設けている業者もあります。 以下の要素により、業者ごとの料金に大きな開きがあります。

カラーモノクロ片面両面サイズ紙質紙厚納期

特に、納期が厳しいほど料金が高くなる業者が多いです。 少しでもコストを抑えたい場合は、納期に十分な余裕をもって依頼するといいでしょう。

チラシ折り加工費

チラシを用途に合わせた形状に折って加工する費用です。 サイズをコンパクトにしたり、ページ別に情報をより見やすくまとめることができます。 折る回数が増えるほど単価が上がる業者が多いです。 紙質によっても単価が違い、折りにくい紙ほど単価が高くなります。 基本的には機械で加工するケースが多いですが、既存の設備では対応出来ない特殊な用紙の場合、人力での作業が必要なため、人件費として費用が高くなる傾向があります。 枚数に関係なく初期費用を設けている業者もあり、業者によって料金体系が異なることが多いです。

配送料金

チラシを配送する費用です。 全国的に見て主要都市だと3.5円前後のところが多いです。 紙のサイズや重量によっても業者ごとに異なります。 人口密度や都市の交通インフラ状況、離島などへのアクセス手段によっても大きく変動する傾向があります。

配送管理料

配送管理料は配送に伴う諸経費です。 チラシが破損しないようにするための包装に伴う諸費用などが含まれます。 また、昨今の燃料・資材費や物価の上昇、人件費の高騰もあるため事前に十分確認したほうがいいでしょう。

折込チラシの料金の変動要素

折込チラシの料金に大きな影響を与える要素は主に以下です。

配布する地域チラシのサイズチラシの厚さ変形版のチラシ冊子形式

配布する地域

配布する地域の人件費や交通インフラ、人口の密集具合(配送時間に影響)、地形(山間部など)などによって料金が異なることが多いです。 特に人口が過疎化傾向にある地域や山岳部など、住居間の距離が離れている場合には配達にかかるガソリン代や時間的コストが増加するため、料金が高くなる傾向があります。

チラシのサイズ

チラシのサイズによって料金は大きく変わります。 折った新聞にチラシを挟み込むため(チラシがB4サイズ以下になるように)、チラシのサイズによっては複数回折る必要があり、折る回数が増えるほど料金が高くなります。 また、サイズが大きくなるほど重量も増すため、単価が上昇する業者も多いです。

チラシの厚さ

基本的に、チラシの厚さが増えるほど一枚当たりの重量が増すため、単価が高くなります。 厚さの規定は業者や地域によって異なるため、事前に十分確認したほうがいいでしょう。

変形版のチラシ

特殊な折り方などが必要なチラシの場合、通常の折作業(機械)では対応出来ないため、人手による作業が必要となり、人件費の観点から費用が高くなる傾向があります。 料金体系は業者によって様々なため事前に十分確認するといいでしょう。

冊子形式

冊子形式の場合は加工(ホチキス留めなど)が必要になり、通常のチラシより重量と嵩も増します。 そのため、新聞に折り込めるチラシの量が減る可能性もあり、その分の補填的な側面からもコストが全体的に高くなる可能性があります。

折込チラシの料金の調べ方

折込チラシの料金の調べ方は主に以下がおすすめです。

「地域名+折込チラシ料金」で検索する料金見積もりサイトを利用する

「地域名+折込チラシ料金」で検索する

検索エンジンで「地域名 折込チラシ料金」「地域名 折込チラシ料金表」などのキーワードで検索すると検索上位に各業者が表示されます。 各業者のホームページを参照して、良さそうな業者に問い合わせをしてみるといいでしょう。 例えば先述の例の「東京都千代田区 折込チラシ 料金」で検索すると、「ORIKO MATE」という新聞折込通販サイトが出てきます。 ここで希望の条件を選択すれば、おおよその料金相場が調べられます。

料金見積もりサイトを利用する

料金シミュレーションを算出できるサービスや、全国の業者の相見積もりを取得できるサイトがあるのでそういったサービスを利用する方法もあります。 引用:東京都千代田区で配布できるサービスのご紹介|ORIKO MATE 例えばネット印刷の「ラクスル」では、指定の条件での料金シミュレーションや相見積の取得ができます。 この場合はネット印刷会社なので、印刷費も込みの料金となっています。

配布方法別の折込チラシの料金

折込チラシの配布方法は以下の3パターンがあり、それぞれ料金体系が異なります。 引用:新聞折込チラシ・折込広告(地図からシミュレーション)|ラクスル

新聞折込会社に依頼するケース

新聞折込会社に依頼する場合は、デザイン作成・印刷・配布までトータルで対応してくれる会社が多いです。 営業担当が個別に対応してくれるため、コンサル的な側面で料金が各見積もりに全体的に上乗せされることが多々あります。 メニューごとの料金がそれぞれオプションになっている場合もあるため、料金の内訳などをよく確認したほうがいいでしょう。 依頼したい作業範囲(デザイン作成・印刷・配布)に応じてそれぞれの料金体系が異なるケースがあります。

印刷会社に依頼するケース

印刷会社に依頼する場合、それぞれ単体で依頼するよりも、一枚当たりの印刷コストが安くなる場合(見積もりが合算の場合もある)があります。 各社それぞれ料金設定の仕方が異なるため、十分確認するといいでしょう。

最寄りの新聞販売店に配布するチラシを直接持ち込むケース

最寄りエリアにのみ配布したい場合は、そのエリアの新聞販売店に直接チラシを持ち込めば個別に対応してくれる場合があります。 その場合は、新聞販売店までチラシを輸送するコスト(人件費・ガソリン代・車両代など)が別途必要でしょう。

折込チラシの料金の抑え方

折込チラシの諸経費を抑えるおすすめな方法は主に以下です。

デザインの見本を持参する一度の注文の量と頻度を多くして業者に優遇してもらうデザインだけ自社で作成する小規模事業者持続化補助金を活用する

デザインの見本を持参する

前述したとおり、制作したいチラシのデザイン案を持参すると、制作会社のデザイン制作の負担が軽減されるため、料金を割引してもらえる場合があります。 インターネットで見つけられるテンプレートやライバル社のチラシなど、大まかなデザイン案をあらかじめ用意して、制作会社との打ち合わせ時に共有するといいでしょう。 また、何度も使い回せるような汎用的なチラシデザインにして、毎度のデザイン制作コストを軽減するのもおすすめです。

一度の注文の量と頻度を多くして業者に優遇してもらう

どの業界でも言えることですが、依頼する頻度と量が多いほど業者に優遇してもらえやすいです。 一度の発注量と注文頻度をできるだけ増やし、特定の業者との仲を深めるなど、お互いがWin-Winになるような取引関係を構築するといいでしょう。 参考:折込チラシを配布する手順、料金やその手続きについて|屋外看板サーチ

デザインだけ自社で作成する

デザインだけ自社で作成すれば、外注費用は印刷費と配送費だけになるため、その分コストを抑えることができます。 Photoshopや買い切りのチラシ作成ソフトなどを使えば、素人でも比較的簡単にチラシのデザインが作成できるので、もし可能ならチャレンジしてみるといいでしょう。

小規模事業者持続化補助金を活用する

チラシの制作費には「小規模事業者持続化補助金」という補助金を活用することができます。 チラシ等印刷物制作費として補助金を申請すれば、最大50万円まで補助金がもらえます。 毎回早期に受付枠が埋まるため、日頃から注意深く情報を見逃さないようにするといいでしょう。 参考:令和元年度補正予算 小規模事業者持続化補助金<一般型>|全国商工会連合会

まとめ

折込チラシの料金相場は、配布料金がA4B4サイズで3.3円、B3サイズ4.8円ほどです。 制作や印刷も込みの場合、この1.5倍~2倍程度かかります。 折込チラシの料金の内訳は以下で構成されます。

制作費デザイン制作費印刷費折込加工費配送料金配送管理料

また以下の要素で料金は変動します。

配布する地域チラシのサイズチラシの厚さ変形版のチラシ冊子形式

折込チラシの料金を調べる方法は、以下の2つのいずれかを試してください。

「地域名+折込チラシ料金」で検索する料金見積もりサイトを利用する

チラシの制作・印刷・配布のどこまで依頼するかによって、新聞会社や印刷会社に頼むか、あるいは印刷まで自分でやって新聞販売店に持ち込むという方法もあります。 本記事を参考に、ご自身の状況にあわせた最適な方法を選択してください。 【e-book】折込チラシの効果を最大化するWeb広告との併用メソッド

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