参考:【ランディングページとは│10分で理解できるLPの基本】 売上を上げるための重要な役割を担うページであるため、成約を意識した内容でないといけません。 ECにおける売れるランディングページの作り方(無料) しかし、成果につなげるためにどのようにランディングページを作ればいいかわからない方も多いのではないでしょうか。 今回は、そんな方のために、成果を上げるランディングページを作るために押さえておくべきポイントをご紹介いたします。

ランディングページ作成前に準備するべきこと

ランディングページ(LP)について理解が深まったところで、作るためにまず準備すべきことを紹介します。 冒頭にも書きましたように、ランディングページは狙うべきターゲットを定めて、そのターゲットを口説き落とすことを目的としたウェブページです。 その狙うべきターゲットを定めるために必要な準備を紹介します。

2-1. ボリュームの源泉を特定

ターゲットを選定するために、どのようなキーワードで検索し、流入しているユーザが多いのかを確認します。 今回は、集客元をリスティング広告として話を進めます。 まず、リスティング広告運用者に下記の2つの情報をいただきましょう。 ▼リスティング広告運用者に確認するもの ・キーワードの市場ボリューム ・流入の多いキーワード あなたのサービスに関係するキーワードが、月にどの程度検索されているのかを確認します。 検索数が多いキーワードは、一般的にニーズの高いキーワードです。 また、現在リスティング広告から流入の多いキーワードが何かを確認します。 そのキーワードで検索するユーザの『ニーズの核』って何だろう?とよく考えてみてください。

2-2. ターゲットおよび訴求軸を決める

ボリュームの源泉を把握したところで、ターゲットと訴求軸を決めます。 例えば、弊社ランディングページへの流入が多かったキーワードが「リスティング広告 費用」だったとしたら、 リスティング広告をはじめるにあたり、費用がかかることを気にしている、できれば安く抑えたい、と考えているユーザをまず狙うべきだと考えます。 訴求軸は、自社の強み その他にも、競合との違い、自社の強みなどを考慮した上でターゲットを選定し、訴求軸を固めます。

ランディングページの作り方

それでは早速、具体的にどう作れば成果の上がるランディングページが出来るのか、一般的な流れに沿ってポイントを紹介します。(参考:ランディングページの効果とは?失敗を避けるための6つのポイント)

3-1.ファーストビューの作成

ランディングページは何よりもファーストビューが勝負! ファーストビューとは、ユーザーがそのサイトにアクセスした際に最初にユーザの目に入る画面の範囲の事です。 ▼ファーストビューはこの範囲!
流入してきたユーザがランディングページを読み進めるか離脱してしまうかの分かれ目は、このファーストビューにターゲットの探し求めている情報があるかどうかで決まります。

【キャッチコピー】ターゲットの『ニーズの核』を突く

そのターゲットが探し求めていた情報をキャッチコピー文に入れ込むことで、ターゲットの興味をグッと引くことができます。 ▼押さえるべきポイント ・ターゲットの『ニーズの核』となる関心事について記載する ・文字を大きく ・左側に寄せる ・短く簡潔に

【メインビジュアル】キャッチコピーとの整合性・目を引く写真

まず最初に目に入るメインビジュアルは、ユーザの気を引く重要な要素です。 参考:キャッチコピーの作り方|もう失敗しないための7大テクニック! ▼押さえるべきポイント ・キャッチコピーと整合性のあるものを選ぶ ・画像より写真を使う 下記の記事も参考にしてみてください。 参考:ランディングページは第一印象で差をつけろ!ユーザーを逃さないキービジュアルの選び方

【権威付け】権威付けで期待を高める

権威付けとなる要素があるのであれば、ファーストビューに載せましょう。 例えば、会員数10000人突破/ランキングNo.1/100年の実績/満足度90% などといった具体的な数字によるものや、●●新聞掲載/●●TVの●●コーナーで取り上げられました/●●さん愛用 といったメディア掲載実績です。 権威付けをファーストビューに載せることで、「お!期待以上の商品(サービス)かもしれない」と思わせることができます。 ▼押さえるべきポイント ・王冠やメダルを使う ・具体的な数字で権威を示す ※小数点は使用しない。 ・知名度の高いロゴを載せる

 

3-2.アクション導線の作成

アクション導線も、ただ「購入はこちら」などと書くだけではもったいない。 アクション導線を工夫することで、まだアクションしようか迷っているターゲットの心を揺さぶることができます。 ▼押さえるべきポイント ・ファーストビューの範囲に入れる ・コンテンツの合間合間に挟む ・周囲に同化しない目立つ色のボタンにする ・クリックできることが見た目で分かるようなボタンにする ・「無料」や「返品可能」など、アクションへのハードルが下がる文言を入れる ・期限を設けて焦らせる また、このほかにコンバージョンを何と定義するかも、成果アップのための重要な要素です。 「商品購入」にするのか、「資料請求」にするのか…。 余力のある方はコンバージョンの定義もしてみてください。 参考:いまさら聞けないコンバージョンの意味と、定義するためのチェックポイント  

3-3.ベネフィットの伝わる商品(サービス)説明を追加

ただの商品(サービス)説明では、ターゲットは食いつきません。 ユーザのベネフィットを提示して「これを利用すれば自分にとってこんなに良い」とイメージできるように仕向けることが重要です。 そしてベネフィットとは、あなたの言いたいことではなく、あくまでユーザにとってプラスとなる情報です。「だからどうなるのか」を考えると分かりやすいですよ。 例)「美容成分を90%配合!」 ⇒「豊富な美容成分90%配合で、朝までつけたてのようなぷるぷる肌!」 例)「世界一の薄さを実現!」 ⇒「世界一の薄さで、置き場所に困りません!」 ▼押さえるべきポイント ・ユーザのベネフィットを提示する ・ベネフィットは分かりやすく3~5個程度にまとめる

 

3-4.利用者の声を追加

さて、商品(サービス)の情報を得てだんだんとターゲットは「買ってみようかしら」「申し込んでみようかしら」という気分になっているはず。 でもそこですぐに行動へ移さないターゲットを安心させるのが、第三者の「口コミ」です。 自分以外のユーザは実際にこの商品(サービス)を利用してみてどう感じたのだろう?気になりますよね。 第三者の声は、信憑性があればあるほどターゲットにプラスの印象を与えます。 それでは、利用者の声を掲載する際のポイントを見てみましょう。 ▼押さえるべきポイント ・利用者の実写真を載せる ・名前/年齢/居住地 など本人に関する情報を載せる ・口コミの中で一番印象深い言葉を見出しとして入れる

実写真が難しいのであれば、イメージ画像でも構いません。名前が難しければ、イニシャルやニックネームでも構いません。とにかくよりリアリティの感じられる工夫を凝らすことが重要です。  

3-5.実施の流れ(期間・手順)を追加

商品が届くまでどのくらいかかるのか、何か自分が用意しておくべきものはあるのか、など、今後自分は何をすればいいのかが把握できるとユーザは安心します。 ▼押さえるべきポイント ・工程がいくつあるのかすぐ分かるような図を用いる ・誰が何をするのか明記する ・各工程がどれほどの時間かかるのか明記する

  ▼押さえるべきポイント ・不安や疑問に対して明確に回答する ・実際によく寄せられるであろう質問事項を記載する ・質問に対しての回答でプラスの印象を与える

 

+α.フォームの追加

商品購入や会員登録、費用見積もりのフォームをユーザに記入してもらう必要がある場合は、ランディングページ内にフォームを入れ込むだけでも成果が上がります。 そしてさらにフォームの仕様もひと工夫すれば、成果は格段に上がるでしょう。 ▼押さえるべきポイント ・入力項目は最小限まで減らす ・入力が「必須」か「任意」か明記する ・入力ボックスには記入例を用意する ・入力エラーはリアルタイムに表示させる ・入力中の項目は色を変える フォームは極力ユーザにストレスをかけないよう、いかに短く簡単に記入できる工夫を凝らすかが重要です。 もちろん、フォームを入れ込む際はアクション導線をクリックしたらこのフォームまで自動でスクロールされるように設定することも忘れずないようにしましょう。

ランディングページを作る際のコツ

ランディングページで成果を出すためには、意識すべきコツがあります。

集客元であるインターネット広告との連携を意識する機会損失を防ぐページ内フォームを設置するランディングページ専用のツールを活用する

集客元であるインターネット広告との連携を意識する

成果を上げるランディングページを作るには、集客元であるインターネット広告との繋がりを意識して作ることが大事です。 なぜならランディングページの役目は、インターネット広告で集客した見込み顧客を、上手く口説き落として目的のゴール(商品購入や会員登録など)へ導くことだからです。 主な集客元である、リスティング広告との関連性を考えてみましょう。 リスティング広告から流入してきたユーザは、あるキーワードで検索した際に表示されていたそのリスティング広告文を見て、「自分の探し求めている情報がここにありそうだ」と感じたから流入してきたはずです。 そのため、ランディングページはリスティング広告と整合性の取れた内容でないと、「あれ?探していた情報と違うかも…」という印象を与え、結果ユーザはページから離れてしまいます。 つまり、売れるランディングページを作るには、リスティング広告運用者など集客元の情報を持った人物としっかり連携を取り、整合性を図ることが重要なのです。 参考:記事型LPとは?読みたくなるLPを作成するポイント14選

機会損失を防ぐページ内フォームを設置する

ユーザーが少しでも「買ってみようかな/申し込んでみようかな/資料請求してみようかな」と思ったその瞬間にすぐにアクションできるようにすることが、ランディングページでは大切です。 そのためには、コンバージョンのアクションにかかるユーザーの手間を1つでも少なくする必要があります。1クリック・1アクションでも少なくする工夫をしましょう。 具体的におすすめなのは、ランディングページのページ内に申込みフォームを設置することです。ランディングページから申込みページに遷移することなく、ランディングページ内で申込みが可能になります。

ランディングページ専用のツールを活用する

最近は、誰でもかんたんに、しかも無料から使える、ランディングページ専用のツール(LP作成ツール)も出てきています。 制作会社に依頼しなくても自作で完成できるため、低コストで開設・運用することが可能です。 商品・サービスや目的に応じたテンプレートが豊富にあるので、初心者でも一定の成果を担保できるランディングページを作成できます。 参考:ランディングページ作成ツールの一覧 ≫ また、ランディングページの最適化を支援してくれるLPOツールを活用するのもおすすめです。 顧客の属性や行動履歴に合わせたランディングページを自動で表示する「ターゲティング機能」や、「ABテスト」などの機能があるため、導入することで改善につなげやすくなります。 参考:おすすめLPOツール10選を徹底比較!CVR向上につなげる施策とは?

まとめ

今回は、本気で成果を上げるランディングページを作るための、理解の深堀り、そして成果を上げる構成のポイントについて具体的にご紹介いたしました。 これらのことを実践すれば、成果が上がることは間違いないでしょう。もちろん、作って終わりとならないよう、分析と改善も必ず行いましょう。 当サイトLISKULではランディングページ(LP)改善のポイントを複数の記事で説明しています。

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