今回はリスティング広告の運用のプロがどのようにツールを使っているかをご紹介いたします。(参考:キーワードの効果的な選定方法)
1.実際使うツール
WEBで調べればキーワードツールに関しても各種様々でてきます。 例えば、無料でも高機能の「FerretPLUS」や類義語を探す時に便利な「Webilio(シソーラス)」や検索数調査に便利な「キーワードウォッチャー」等。
1.実際使うツール2.Yahoo!キーワードアドバイスツールの使い方3.使い方(実践編)■どんな種類のキーワードがあるかを把握する。(追加?除外?それとも・・・?)■広告文に活かす。4.まとめ
好みや用途によって使い分けて頂ければと思いますが、 リスティング広告を運用する上で基本的に使うのは「Yahoo! キーワードアドバスツール」 「Googleキーワードプランナー」だけで十分です! 折角Yahoo!とGoogleが実データを元にキーワードの情報を提供してくれているのでリスティング運用者はこのツールを存分に使いこなしてください。 今回は「Yahoo!キーワードアドバイスツール」を例に取って、すぐにでも活用出来るように使いこなし方をご紹介させて頂きます。
2.Yahoo!キーワードアドバイスツールの使い方
【参考サイト】http://yahoo-jp-ss.custhelp.com/app/answers/detail/a_id/1650 こちらのツールはYahoo!管理画面の「ツール」タブから利用できます。 注意点:これから新しくリスティングを始める方はがこのツールを使うには先にアカウント開設をする事が必要になります。 登録候補のキーワードを入力、またはリンク先ページのURLを入力してチェックすれば、検索ワードの月間の表示回数や別の候補ワード、推定入札価格などを教えてくれます。 また、マッチタイプごとに表示回数を調べる事や事前に登録から除外したいキーワードを事前に入力しておくとそのワードを含む候補ワードは表示させない事も可能です。
3.使い方(実践編)
キーワードアドバイスツールはキーワードの検索ボリュームや競合性等もわかり便利なツールですし、操作方法も簡単です。 ただし、どのように“活用”するかは人によって違ってきますので、実際の運用者がどのように活用するかをご紹介します。
■どんな種類のキーワードがあるかを把握する。(追加?除外?それとも・・・?)
赤枠:関連性が高い為追加。 また、万年筆と「ブランド」の掛け合わせワードが多い事が分かるので、実際に扱っているブランドは、キーワードアドバイスツールで抽出されなくても細かく登録すべき事が分かります。 青枠:取り扱いしていない商品が関連ワードとして出てきている為除外ワード対象。 特にボールペンやペン等は検索数も多いので初期に設定しておくべき。(※万年筆専門店を想定) また、「ペンケース」「カートリッジ」等は悩みどころではありますが実際に取り扱っていないのであれば除外して問題ありません。 ※ターゲット層を広める時には活用方法は有りますが、それはまた別の機会に・・・。 緑枠:「万年筆 選び方」「万年筆 書き方」と検索する人は明らかに万年筆をあまり使った事が無い人であり上手く自社の顧客に取り込みたいユーザー層です。 御社のサイトに「万年筆 選び方」「万年筆 書き方」のコンテンツを用意する事で、買いなれていない人やその商品を使いなれていない人の後押しが出来るので結果獲得数向上にも繋がっていきます。
■広告文に活かす。
キーワードアドバイスツールは何も「キーワード選定」だけに使うツールではありません、 例えば上図で茶色枠のキーワードをヒントにすると、 「人気/ランキング」が検索数が多いと言う事はユーザー恐らく「万年筆を買う事」自体に慣れておらず、どんな物があるかもあまり知らない為「お勧め」を知りたいと思っている可能性が高いので広告文に「店長おすすめ」や「人気の○○」等入れる事でクリック率も上がってきます。 他にも例えば「価格」関連のワードが多い時は当然価格に焦点を当てた広告文を入れるべきだし、「送料」が多いのであれば送料に関して広告文を作成するべきです。 運用する時は常にですが、特に新しいキーワードを求めてキーワードアドバイスツールを使う時は「キーワード」「広告文」「サイト」の連動性を意識してみましょう。 それだけできっと同じ情報を見ていても、今まで以上にユーザー目線に立った発想が出来るはずです。(参考:キーワードの効果的な選定方法) ちなみに・・・実際にキーワードアドバイスツールを使う際の「入札希望額」は最大値である「50,000円」の設定をお勧めします。 細かく入札希望額を設定しても結局入札は日々成果を元に変更して行くので、ここで細かく設定しても明日にはあまり意味が無いデータになっている事も多々あります。 それなら悩まずにそのキーワードの最大ポテンシャルをさっさと追加するのか除外するのか等を考えた方が効率的に時間が使えます。 「でも、実際入札する時のCPCが分からないじゃないか!」と言う方は下記を参考にしてください。 参考:1位CPCを100とした際の大凡の目安 1位:100 2-4位:80 5-8位:50 9位以下:30
4.まとめ
今回ご紹介したツールは誰もが使えるツールです。優秀なツールで有るが故に何も考えなくても使えてしまいますが、本当に「使いこなす」為には今回ご紹介したようにそのキーワードが何を意味するのかを見出していかなければいけません。 ツールによって思考停止してはいけません。 ツールは本来人の「思考時間」を増やす為の物です。 ・・・と最後は説教臭くなってしまいましたが、 「リスティング広告はキーワード選定が命」それだけにツールを活用して効果を上げる事に 今まで以上に真剣に取り組んで頂ければと思います。 なお、リスティング広告初心者向けの無料ガイドブックでは、中小・ベンチャー企業でもリスティング広告で効果を出す方法について60ページに渡り丁寧に解説しています。 無料でダウンロードできますので、興味のある方は参考にしてみてください。