クラウドゲーミングの利用を前提として開発されたChromebookで、9万円という価格の安さで、リフレッシュレート144Hzに対応しているのが特徴です。 今回はChromebook Vibe CX55 Flip (CX5501)を実際に利用した上で、外観やスペックに関しての感想をご紹介します。 ※本記事のレビュー機は、型式がCX5501FEA-NA0258のChromebook Vibe CX55 Flip (CX5501)です。
サイズ
製品サイズは、幅:357.6mm、奥行き:244.16mm、高さ:18.5mmです。幅は大きめですが厚みはそこまで感じませんでした。幅の広いバックであれば入るサイズです。
重量
重さは約1.95kgです。人によっては重いと感じる重さかもしれません。基本的には家で据え置きで使う用のパソコンですね。
質感 / デザイン / カラー
天板はアルミニウム合金製で、触ってみるとサラサラして高級感を感じます。 色はミネラルグレーのみです。カラフルな色ではないですが、余分な装飾はなくシンプルでスタイリッシュな外観です。ゲームだけでなく、仕事や勉強にも使いやすいデザインです。
充電ポート / 外部出力端子
左側にはUSB TypeC、USB TypeA、イヤホンジャックが付いています。 右側にはUSB TypeC、HDIM、microSDカードの差し込み口があります。 USB TypeCの差し込み口は2つありますが、専用の充電器がUSB TypeCから差し込むものになります。 LANケーブルの差し込み口はないので、有線でゲームをプレイをしたい場合は変換アダプターが別途必要です。
スペック概要表
■ Chromebook Vibe CX55 Flip (CX5501)のスペック概要表 ※ 価格は税込み※参考:ASUS Store公式サイト 価格は89,800円です。これまで販売された Flipシリーズよりも値段は高いですが、ディスプレイは大きめの15.6型です。 クラウドゲーミングの利用を前提にしてグラフィックボードを搭載しないことで、一般的なゲーミングノートPCよりも低価格となっています。CPUを5iのバージョンにすると、価格は119,800円となります。 リフレッシュレートが144Hzであることも特徴です。
ディスプレイ
ディスプレイは15.6型なので広々と画面操作ができます。アプリを複数展開しやすいです。 解像度は1,920×1,080なので、一般的なパソコンとそこまで画質は変わらないです。タッチで動くようにもなっています。 液晶は光沢仕様になっています。光沢仕様というと、自分の姿や周りの風景が映りこみやすいデメリットがありますが、画面の色がより鮮やかに見えるメリットがあります。ゲームのグラフィックもより鮮やかに見えます。 ディスプレイは360°回転する設計です。 テントの様に両端を伸ばして立て掛けるテントスタイル、タブレットのように使うタブレットスタイルといったように多様なディスプレイの使い方が可能です。
キーボード
キーボードの特徴はゲームでよく利用する「w、a、s、d」のキーが、オレンジで囲まれていることです。視認性がよく打ち間違いを防げます。 さらにアンチゴースト機能という最大15以上のキーを打てなくなる機能があります。 FPSのゲームなどは1つの打ち間違いで戦績が左右されることがあるので、打ち間違いを防止するのは効果的な機能ですね。 キーの配置に関しては、スペースキーの右にかなキーが配置されていること、¥キーが小さいところが人によっては使いにくいかもしれません。 キーボードは傾斜があって、後ろにスペースができる設計になっているので、長時間のタイピング疲労が軽減される設計になっています。本体の後ろ側にスペースが空くことで、排熱の効率もよく、反響によるオーディオ性能も向上します。 キーボードのバックライトについてですが、他のゲーミングノートPCと違い7色には光りません。 右側にはテンキーもあります。普段から表計算ソフトを利用している人にも使いやすいですね。
カメラ
WEBカメラの画素は92万画素です。WEB通話等も問題なく行えます。
ネットワーク
Chromebook Vibe CX55 FlipはWiFi 6に対応していて、有線にも負けない最大2.4Gbpsの無線接続ができます。クラウドゲーミングの利用が前提となっているため、ネットワーク環境が重要になってきますが、WiFi 6に対応していることで快適にゲームができます。 有線接続については、Chromebook Vibe CX55 FlipにはLANケーブルの差し込み口がありません。有線接続をしたいなら変換アダプターが別途必要です。
サウンド
オーディオの有名ブランドである「Harman/Kardon(ハーマンカードン)」と協力していて、高音質のオーディオが搭載されています。パソコンで音楽を聴くのはもちろん、ゲームの音質でも高い没入感を味わえます。
原神をプレイしてみた感想
原神は最大60FPSでプレイするゲームです。オープンワールドで綺麗なグラフィックに定評のあるゲームですが、Gefroce NOWであればカクつくことなく綺麗な風景を楽しめました。 また高い処理性能を必要とするような魔法攻撃を放ってもカクつくことがありませんでした。戦闘面も快適に楽しめます。
Apex Legendsをプレイしてみた感想
FPSで人気のAPEXですが、トレーニングモードで試したところ、こちらもカクつくことなくスムーズに動かせました。 またオンライン対戦でも動かしてみましたが、快適に動かせました。 ■ 「Chromebook Vibe CX55 Flip (CX5501)」がおすすめな人 Chromebook Vibe CX55 Flip は、クラウドゲーミングの利用を前提にして、グラフィックボードを搭載しないことで、9万円程の低価格で購入できるパソコンです。 本気でゲームをプレイしたい人には向きませんが、気軽にゲームをしたいくらいのライト層であれば快適に使えるパソコンです。 デザインがシンプルなパソコンなので、仕事や勉強など普段使いでも使いやすいです。ドキュメント作成やWEBサイト視聴もサクサク動きます。 タブレットとして動画視聴、ゲームプレイをしたい人にもおすすめです。音質も良いので動画視聴や音楽視聴にもおすすめです。 ★ 実際に使ってみて分かった「Chromebook Vibe CX55 Flip (CX5501)」の総評
様々なシーンで使える
Chromebook Vibe CX55 Flip (CX5501)はゲームだけでなく様々なシーンで使えるのがよいところだと感じました。 デザインは無駄な装飾がないので普段使いもしやすく、勉強や仕事にも使いやすいです。 オーディオ機能もHarman/Kardon(ハーマンカードン)に認定を受けていることもあり、音質が良く動画や音楽も快適に楽しめました。 ディスプレイが360°回転するので、タブレットにしてベットの隅に立て掛けて寝ころびながら動画を視聴するのも快適ですね。
キーボードのオレンジ色のカラーリングの視認性がよい
ゲームで良く使われる「w」「a」「s」「d」の枠がオレンジ色にカラーリングされていて、視認性が良くプレイしやすいと感じました。 熟練者であれば、キーボードを見ないで、これらのキーを押せるかもしれませんが、キーボードを見ながらプレイする場合は、カラーリングされていることによって打ち間違いを防いでくれるためスムーズにゲームができました。
キーの配置が使いづらいと感じるところあり
前述でキーボードの配置に触れましたが、スペースキーの右にかなキーが配置されていることが使いづらいと感じました。 複合のワードで検索する際に、スペースキーを使いますが、間違ってかなキーを入力してしまうことがありました。ただ慣れてしまえば問題ないかと思います。
高いフレームレートでプレイするのには向いていない
現状、クラウドゲーミングのフレームレートは60fpsに制限されているため、これよりも高いフレームレートでプレイしたいと考えている人に向いているパソコンではないです。 ■ 「Chromebook Vibe CX55 Flip (CX5501)」がおすすめな人 Chromebook Vibe CX55 Flip はクラウドゲーミングの利用を前提としているPCのため、9万円ほどの低価格で購入できます。気軽にゲームをしたい人に適したゲーミングノートPCです。 また仕事や勉強でも使えるデザインのため、普段使いでも使いやすいです。ドキュメント作成、ウェブサイトの閲覧もサクサク動きます。音質についてはHarman/Kardon(ハーマンカードン)の認定を受けているので、動画視聴や音楽視聴も快適に行えます。 ディスプレイは360°回転するので、タブレットが欲しい人にもおすすめです。