画期的なサービスで利用者が急増しているようですが、1番気になるのは実際の使い勝手ですよね。 そこで今回は、実際に利用している方や筆者の感想を元に良かったポイントやイマイチだったポイントをまとめてみました。これからBIGLOBEを契約予定の方、まだエンタメフリー・オプションに加入していない方はご参考にどうぞ。
エンタメフリー・オプションとは?
BIGLOBEモバイルの「エンタメフリー・オプション」とは、対象の動画や音楽ストリーミングサービスの通信量がカウントされず使い放題になるオプションです。 例えば、YouTubeで1日3時間動画を見て、高音質の音楽を1日2時間聴く、という使い方をした場合、1か月間で使うデータ容量は26GB以上になります。(BIGLOBEモバイル公式サイトより参照) この月間26GBという大量のデータ使用量が、エンタメフリー・オプションに申し込むことでゼロになるのです。 BIGLOBEモバイルの音声通話SIMで月30GB使えるプランは月額8,195円なので、対象サービスのカウントフリーによって月3GB使える月額1,760円のプランまで抑えることができた場合、月6,435円の節約になります。 このように、小容量のプランを契約しても動画や音楽サービスはデータ使い放題になるので、結果的に月々のスマホ代の節約に繋がるのが「エンタメフリー・オプション」なのです。
エンタメフリー・オプションの料金と対象サービス
エンタメフリー・オプションはオプションと名の付く通り、月額料金が発生します。また、本オプションはデータ通信量が3GB以上のプラン(シェアSIMを含む)に対応しています。 オプション料金は契約する種別によって異なります。2021年4月よりエンタメフリー・オプションの料金改定も実施され、音声通話SIMなら月額308円で利用可能。データSIMは月額1,078円となっています。 ■月額料金・利用可能なプラン ※価格はすべて税込 また、現在の対象サービスは以下の通りです。 ■エンタメフリー・オプション対象サービス BIGLOBEモバイルでは「エンタメフリー・オプション初回申込特典」を実施しています。 エンタメフリー・オプションを初めて使う場合、音声通話SIM3ギガプラン以上を新規申込・契約中のユーザーを対象に、オプション料金が最大6か月無料になるというもの。 こういったキャンペーンを上手く利用して試してみるのもおすすめです。
エンタメフリー・オプションの注意点
メリットの多いエンタメフリー・オプションですが、利用にあたっては以下のような注意すべきポイントもあります。 ■エンタメフリー・オプションの注意点(全サービス共通) 動画サイトの閲覧などはスマートフォンに最適化された画質で再生されるため、タブレットなどの大画面で再生するには少々画質が荒く感じることがあります。 加えて、サービスごとのエンタメフリー対象とならないケースもあります。 ■エンタメフリー対象外となるケース(サービスごと) 全般的にダウンロードや、音楽・ラジオ配信サービスにおいては動画視聴が対象外となるケースが多いようです。 またエンタメフリー機能は、マイページの「モバイル契約情報 BIGLOBEモバイル」にある「エンタメフリー・オプション」から簡単にON/OFFの設定ができます。 その際最新の状態が適用されるように、エンタメフリー機能のON/OFFを切り替えた後は必ず、一度機内モードへの切り替え、切り戻しを行う必要がある点についても注意しましょう。
エンタメフリー・オプションの良い評判・口コミ
対象サービスの利用が多い方は本当にギガ数(データ通信量)が減らないです。筆者も家事やブログを書きながらYouTubeを視聴することが多いですが、カウントフリーの効果で3GBプランでも十分足りるようになりました。 — osogami (@osogami) August 24, 2021 — たつ (@ANGLER_neko) August 13, 2021 — オニオンリング @ナイセン団 (@tou112345678902) August 11, 2021 — バンギャ(クラッシュバンディクーギャル) (@nekokaigi9) August 5, 2021 オプション料金とセットでも月額1,000~2,000円程度で利用可能。これだけたっぷり楽しめて大手キャリアと比べて半額以下でスマホが使えまるのは相当お得だと思います。 — Hi (@Hi_brmghm) August 8, 2021 あとびっぷるchというキャラクターが右下で動いてて赤いギター?になった時凄く嬉しくなってテンション上がった? pic.twitter.com/eMuh6ajtSh — sana ?⭐️? (@2zVv6) August 3, 2021 — うにこ 10m? (@uniuni_cococo) August 7, 2021 通信速度は時間帯によって異なりますが、回線が空いている時間帯であれば1~4Mbps程度が平均でYouTubeが360P~480Pで視聴可能でした。スマートフォンで動画視聴をして文字が潰れずに認識できるくらいの画質で必要十分です。 — こひ the 父上 (@kohirfa) August 23, 2021 早速YouTubeを見てみたけど、別回線らしいのでさすがにちと読み込みが遅い。でも全然苦にならないレベルだし、あまりに遅ければWi-Fiに切り替えればいいので、これは乗り換えて正解だったかも? — 青空のアルペジオ (@pure_eternal) May 13, 2021 エンタメフリー・オプションは専用の通信帯域を確保して提供しているため、オプションを利用していない通常のBIGLOBEモバイルの回線を圧迫しないのもメリット。
エンタメフリー・オプションのイマイチな評判・口コミ
BIGLOBEモバイルのエンタメフリー・オプションについて、イマイチな口コミは主に速度面について言及されているものが多い印象です。 混雑しやすいランチタイムやゴールデンタイムの時間帯では、画質を落としても動画が止まってしまうことも。実際に利用していた時では、12時~13時、19~21時あたりで速度低下による画質低下が見受けられました。 au回線の評価が? 3ヶ月後paypay1万ポイント受け取って、ミニプラン990円に変更予定。300kで配達をメインに使う。5分通話は1年無料。youtubeも240p画質で悪くないらしいが試さないと分からん — せいじ@うつ病配達員 (@ptrZJvt906apivz) August 18, 2021 — 初心者社長(兼17年目エンジニア 兼3年目営業) (@ZBF_CEO) July 24, 2021 — Ayaka♥ちび (@anyaaanya) April 22, 2021 それ以外の時間帯であればYouTubeで480Pの動画が止まらずに再生可能でした。動画を快適に視聴するにはなるべく混雑時を避けて使用するほうが良さそうです。 対応サービスが有料動画配信サービスに対応していない点へ不満が挙がっています。個人的にはdアニメストアとかも対応してくれると嬉しいです。 — ハンズトーン? (@Handstone1112) August 15, 2021 — ぼっこ (@BokkoEin) August 13, 2021 — 七海灯 (@h3zjp) August 9, 2021 画質についてもYouTubeなら360P~480P程度の画質が確保されており、字幕などのテキストも潰れずに閲覧可能でした。スマートフォンで閲覧する分には必要十分です。 何よりも通信量を気にせず動画が観れることでスマートフォンの利用方法が大きく変わりました。 以前は6ギガプラン以上のみしか付けられなかったのが、2017年6月からは3ギガプランでも申し込み出来るようになりました。カウントフリーだと小さめのデータ通信量でも十分足りています。 では、実際にYouTubeを12時間連続で再生し続けて、カウントフリーの様子や動画の画質を検証してみた結果についても解説します。
エンタメフリー・オプションを利用する前と後で動画視聴を比較
エンタメフリー・オプションを付ける前と後で同じ動画を再生し、画質や高速データ通信量の変化がないか試してみました。 まずは動画を再生する前に現在の通信量をマイページで確認します。この時の通信量は257MBでした。 エンタメフリー・オプションを付けずに普通に動画視聴。動画は画質をHD画質(720P)にして1分弱程度の動画を視聴しました。 視聴後のデータ通信量は265MBと8MB消費していました。画質を480P以下にするともっとデータ通信量の消費を抑えられると思いますが、HD以上だとあっという間に制限値に達してしまいます。 その後、マイページからエンタメフリー・オプションに申し込み再び同じ動画を再生してみます。動画視聴前には1度再起動を行い、オプションの反映と本体側のキャッシュを削除しています。
■ 画質はスマートフォン向けに最適化される
再び動画を再生してみると画質が落ちて360Pに最適化されていました。現在の通信速度をリアルタイムで測るアプリ「通信量・通信速度モニター」で見ると約1Mbps~1.5Mbpsの間を行き来しています。 手動で画質を変更してみると、480Pまでは止まらずに視聴可能でHD画質(720P)ではバッファが追いつかず途切れ途切れになりました。 公式の情報では「スマートフォンを対象とした360P程度の画質を指す」と記載があり、視聴する環境や電波状態、時間帯や回線の混雑状況によっても変化するため、1つの目安として見て下さい。 YouTube以外にもAbemaTVでも試してみると、画質設定に関わらず240P程度の低画質に落とされていました。全体的にぼやけて見えるのでドラマなどを楽しむには少々物足りなさを感じます。
エンタメフリー・オプションで動画を長時間視聴してみた
短い動画でエンタメフリー・オプションが適用されていることを確認できたので、次は長時間動画を再生し続けた場合でも問題ないのか、速度制限に掛かった状態でも動画視聴可能か検証してみます。 スマートフォンの画面を常時点灯させ、充電器を接続した状態で8時間ぶっ通しで再生し続けてみました。接続が切れないように定期的に見張りを付けて監視しています。 結果をマイページで確認してみると、通信量に変化はほとんど見られませんでした。通信が途切れた際に再読み込みで広告などを読み込んでいるため、多少の数値にズレは生じます。 これだけ長時間再生しても、通信量にカウントされず高速通信がそのまま使えるのは素晴らしいです。
速度制限に掛かった状態で動画を長時間再生してみた
長時間再生しても制限されないということは、制限に掛かった状態で動画を再生したらどうなるのか気になったので試してみました。 まずはエンタメフリー・オプション適用外の動画サイトや大容量ファイルのダウンロードを行って速度制限に掛かった状態にします。 月初でわざと速度制限に引っかかるなんて月末まで不安になりますね。6ギガプランの6GBを超えて8GB程度通信してみました。 その後YouTubeを再生してみると、速度制限中にも関わらず制限前と同じ480Pで再生できました。予想では制限中だと視聴できないと思っていましたが、いい意味で期待を裏切られる結果に。 スマートフォンのWi-Fiテザリング機能を利用して、PCでYouTube公式サイトから視聴しながらスマートフォン側でも同じ動画を再生してみると、どちらも通信量はカウントされませんでした。 ※公式で推奨されていない保証外の使い方となるため、試してみる方は自己責任でお願いします。 スマートフォン側で通信量を確認してみると、全部の検証分合わせて合計9.61GB通信していました。多いのか少ないのか分かりませんが、ここまで検証するのにかなり時間が掛かりました…。 通信速度の合計値が最大1~1.5Mbps程度に抑えられているため、画質は落ちてしまいます。1台だと480Pが問題なかったのが360Pでギリギリ止まらず再生できる程度になりました。 スマートフォンで動画や音楽を通信量を気にせず思いっきり楽しみたい方にはオススメのオプションです。対象サービスも徐々に増えてきているので、まだ利用したことが無い方はぜひ一度お試しください。