これは、同一契約(mioID)内の「ギガプラン」回線間でデータ量のやりとりができるという機能です。これにより、家族や複数端末でデータ量をシェアできるようになり、無駄なく利用できるようになりました。 今回は、IIJmioのデータシェア/プレゼント機能について、それぞれメリットや利用方法を解説していきます。 ※記事内の料金は全て税込です。 MNPなら初期費用割引 & スマホ2,480円〜! ■ 初期費用割引初期費用が 3,300円 → 2,200円 ■ 通話定額オプション割引3ヵ月間410円割引 「ギガプラン」は、2021年4月から始まったIIJmioの新しい料金プランです。以前のプランからSIMの種類やデータ量の選択肢が増え、これまでの信頼性も相まって、自由度の高さで非常に人気を集めています。 各SIMとデータ量ごとの料金は次の通りです。 ※タイプA/タイプDとも金額は共通 また近年では最低利用期間がないプランが続々登場していますが、「ギガプラン」の最低利用期間は、利用開始日の翌月末までとなっています。 例えば7月1日に契約した場合は、最低利用期間は契約翌月の8月末ということになります。つまり2ヶ月継続すれば、それ以降はいつ解約しても違約金は発生しません。 また、最低利用期間中は解約手続きが行えませんので、合わせて注意しましょう。 改めてになりますが、IIJmioのデータシェア機能は同じmioIDでかつギガプランを契約している回線間でデータ量のシェアが可能なサービスです。 有効活用できる場面として例を挙げると、自分の子供が動画をたくさん見てしまい今月のデータ量を使い切ってしまった場合、通信速度制限を解除するために通常は、データを買い足す必要があります。しかしIIJmioのデータシェアを使っていれば、家族のデータ量に余りがあれば、データシェアで利用することができるので買い足す必要がなくなります。 このように、データシェア機能はライフスタイルに合わせて無駄なくデータ量を使えるというメリットがあります。 次に、データシェアの活用例を3つご紹介します。
家族で無駄なく使う場合
IIJmioのデータシェアは、特に家族みんなで使っている場合におすすめです。前述の通り、家族でデータ量をシェアすることで余分なデータの買い足しの出費を防げます。 またデータをシェアするグループを作成でき、グループは複数作成可能です。これにより親と子でグループを分けて、それぞれで共有するなど柔軟に対応することもできます。 ここではIIJmioのデータシェアがどれだけお得なのか、キャリア回線と比較してみましょう。 それぞれのSIMとデータ量は以下の条件で設定してみました。 ※息子・娘はahamo 2970円×2回線、両親はギガライト(定期契約なし)×2回線で利用した場合を想定※ギガライトには、1回線あたり-1,100円の「みんなドコモ割」適用 この条件下で、IIJmioとドコモの回線で料金と合計データ量を比較した表は次の通りです。 このように、データ量はドコモから切り替えると若干減ってしまいますが、IIJmioでは家族の余ったデータもデータシェアにより有効活用できるので問題なく利用できるでしょう。 また月額料金はIIJmioの方が1ヶ月あたりで約8,000円も安く利用できます。 これだけ差額があれば、仮にデータ量が足りなくてより大容量のプランに変更しても、十分安さを感じられるので安心ですね。
1人で複数の端末を使う場合
IIJmioのデータシェアはSIMの種類が違っていてもグループを組むことが可能です。 これを活用して、スマホやタブレットなど用途が違う複数の端末を1人で使う場合にもおすすめです。 例えば、他社と組み合わせて以下のような使い方も可能です。 このように2台の端末で例えば電話回線は楽天モバイルを利用し、データ通信はIIJmioのデータシェアで使うといった方法だと、スマホとタブレット合わせて1ヶ月で17GBも利用できるだけでなく、月額は約2,400円まで抑えるといった方法も実現可能です。 このようにメインスマホや通信専用のタブレットなど、用途がバラバラでもシェアすることで無駄なくデータ量を利用できます。
家族それぞれが複数端末を使っている場合
例えば夫婦でスマホとタブレットを1台ずつ計4台持っている場合でも、データシェアの有効活用ができます。例えば次のような使い方が考えられます。 このような使い方のほか、もちろん夫婦でそれぞれ自分の所有する端末をグループで分けてその中で容量をシェアして利用することも可能です。
データプレゼント機能を利用するメリット
IIJmioの「データプレゼント機能」は、先述したデータシェアをしていない回線に対して、同じ契約(mioID)内の回線であればデータ量を移行できるサービスです。 これにより、シェアグループの外でも、データ量を使い切って低速になった回線へデータ量の移行が可能です。 移行できるデータは、利用してるプランで付与されたデータ容量(バンドルクーポン)だけでなく、追加購入のデータ容量(追加クーポン)も全てプレゼントできます。 またプレゼントできるデータ量も10MB単位で細かく設定可能です。
すでにギガプランを利用中の場合
すでにギガプランを利用している場合、データシェア機能に申し込む手順は次の通りです。 ①会員専用ページにログインし、「データシェアの確認・編集」を選択する ②「グループの新規作成」を選択する ③グループ名を入力し、「グループを作成・編集する」を選択する ④グループの「回線の変更」を選択する ⑤データシェアグループに追加したい回線を選択すると完了です。 画像参照元:IIJmio | データオプション
ギガプランを新規で申し込む場合
新規でギガプランに申し込む場合、同時に複数回線申し込むことで、データシェアをすぐに利用できるようになります。申し込み手順は次の通りです。 ①IIJmioの公式ページにアクセスし、「ご購入・お申し込み」を選択する ②情報を入力し、「もう一枚同時にお申し込みしますか?」で「もう一枚 申し込む」を選択します ③2枚目の情報を入力し、「お申し込みのすべてのSIMのデータをシェアしますか?」で「する」を選択するとデータシェアの申し込みは完了です 画像参照元:IIJmio | データオプション ① 会員ページにログインし、「データ残量をプレゼントする」を選択する ② データ残量をプレゼントする回線を選択する ③ プレゼントする容量を選択し、「お申し込みに進む」をクリックして完了です 画像参照元:IIJmio | データオプション そこで最後に、データシェア/プレゼント機能の注意点をまとめました。
・データシェア/プレゼントは同一契約(mioID)内のみ可能
データシェア/プレゼントをできるのは、同じ契約(mioID)内の10回線までです。 また、家族で別々の契約者(mioID)で利用してる場合、データ容量シェア・プレゼント機能は利用できないので注意しましょう。
・月途中でシェアを解除すると、解除された回線の残データ量は0になる
月の途中でデータシェアを解除すると、解除された回線は残データ量が一旦0になるので、そのまま利用すると低速化する点にも注意が必要です。 ただし、その場合でもデータプレゼント機能を使えばデータ量を戻す事は可能です。また、毎月の月末日はデータシェアの申し込みや変更はできません。
・データの共有はギガプランの契約同士!
データシェアのグループを組む場合はギガプラン同士である必要があります。 例えばギガプランで契約しているプランと従量制のプランでデータシェアを組むといった方法は不可です。 一方、データプレゼント機能は一部例外もあります。 それは、「ミニマムスタート」「ライトスタート」からギガプランへのデータ移行であれば、他のプランからで唯一移行可能だからです。 ただし、その逆のパターンでギガプランから「ミニマムスタート」「ライトスタート」へのデータ移行はできないので注意しましょう。 データシェア/プレゼント機能を有効活用すれば、同一mioID内であればデータのやりとりができるようになったため、無駄なくデータ量を消費できます。 6月から始まったこの2つの機能は、他の格安SIMでは行われていない非常に魅力的な機能なので、すでに利用している人も今検討している人も是非活用すべきです。 他社回線で無駄なデータ量がありもったいないと感じている人は、この記事を参考にデータシェア/プレゼント機能を活用してみてはいかがでしょうか。