料金を安く抑えられても、自宅や会社・学校などのよく使う場所で電波が入らなかったり、あるいはお持ちの端末が対応していないなどの理由で使えなければ元も子もありませんよね。 この記事では、nuroモバイルのサービスエリアやその確認方法、対応している通信方式などについて解説します。 ぜひ一度、ご自身の環境でnuroモバイルが使えるかどうか確認してみてください。 結論を先に言ってしまえば、「まだ携帯会社としては歴史が浅いから」「利用者が少なく、まだ使っている人が周りにいないから」というような理由での心配はnuroモバイルの場合は無用でしょう。 理由としては、nuroモバイルは「MVNO(Mobile Virtual Network Operator・仮想移動体通信事業者)」という種類の事業者だからです。 簡単に言えば、nuroモバイル自身が全国にアンテナを立てて設備を整え、携帯電話の電波を飛ばしているわけではありません。大手携帯電話会社の設備を借りて提供されているのがこのMVNOというものです。そのため、原則的に繋がるエリアは大手携帯電話会社と同じなのです。 MVNOの中でも、実際にどこの携帯電話会社の設備の設備を借りているのか?というのは事業者やプランによって異なるのですが、nuroモバイルの場合はNTT docomoの設備を借りて提供されています。 大手3キャリアのうちどこが一番繋がりやすいかは地域によっても差がありますが、地方や山間部での通話など最大手のdocomoと同等のエリアで利用できるということで安心して使える場面は多いでしょう。
docomoのエリアを確認する方法
nuroモバイルが繋がるエリアを確認する上で参考になるのが、NTT docomoのサイトにある「サービスエリア」ページです。 原則としてnuroモバイルのエリアはdocomoのエリアと同等ですし、こちらのページであれば地域や時期・通信方式ごとに非常に詳しく情報が見られるようになっています。 基本的な見方を以下でご紹介します。 いくつかの選択肢がありますが、一番簡単に見られるのは「都道府県から検索」で、細かい場所は地図上で拡大・縮小や移動をしながらエリアを確認することができます。 確認したい場所の住所や施設名が分かっていれば、上の欄から検索して絞り込むことも可能です。 場所を選択すると、上のように対応エリアに色付けされた地図が表示されます。 左側にメニューが見えますが、初期状態で表示されるのは閲覧時点での最新のLTEエリアのマップなので多くの場合はこちらの設定のまま見ておくだけでも大まかな確認としては十分だと思います。 必要に応じて、今は対応していなくても今後広がる予定のエリアや、3Gのエリアを確認することもできます。 VoLTE非対応の端末であれば通話は3Gですることになりますし、そうでない場合も「LTEは繋がらないけれど3Gは繋がる」という場所は少なくありません。 「FOMA」ボタンを押すと3Gエリアのみを確認できるので、こちらも見ておくとより安心でしょう。
実際に試してみたい場合にはプリペイドSIMも
エリア確認のためのレンタルサービスはnuroモバイルでは現状提供されていません。 しかし、nuroモバイルに乗り換える前に一度自分で使ってみてエリアを確認しておきたいということであれば、「Prepaid LTE SIM」というプリペイド式のSIMカードを買って試すという手があります。 30日間有効な買い切りのSIMカードなので、解約の手間もありません。 nuroモバイルと同じ会社が運営している「So-net」のブランドで販売されているSIMではありますが、接続先(APN設定)はnuroモバイルと同一なので確認用としては良いでしょう。 販売場所が限られているのですが、お近くで入手できるようであれば検討してみてはいかがでしょうか。
ソフトバンク回線プランが登場
ソフトバンク回線プランの最大の特徴は、従来のプランで利用していたドコモ回線ではなく、ソフトバンクの通信網を使うプランであることです。 2種類の回線を選べるマルチキャリア対応となったことで、使いたい端末やお住まいの地域での電波状況など、それぞれの利用環境に合ったサービスを選びやすくなりました。 以下の表に、利用可能な通信方式・周波数帯をまとめました。こちらもサービスエリアと同様、NTT docomoのものに準じます。 通信方式や周波数帯の確認をおすすめする理由としては、上の表とあまり合致していない機種では、エリアマップよりも実際に使える場所がかなり限られてしまうためです。 これらすべてに対応している機種でないと利用できないというわけではなく、中には一部地域のみで利用されているバンドやまだ本格的に使われていないものもあります。 特に重要なものをピックアップすると、LTEのBand 1とBand 19、W-CDMAのBand IとBand VIあたりを押さえておくとエリアに困らず利用できるでしょう。 NTT docomoの通信網を使っているので当たり前といえば当たり前ですが、docomoから発売された機種を使っていてそのままnuroモバイルに乗り換えた後も利用する、というような場合であれば基本的に問題なく使えます。 SIMフリーのスマートフォンを購入して利用するのであれば、多くの機種でメーカーの製品ページあるいは通販サイトの販売ページなどに、その機種で使える通信方式・周波数帯が書かれています。 一例として、nuroモバイルでも販売されているASUSの「ZenFone Zoom S(ZE553KL)」の場合を見てみましょう。 製品ページ内の「スペック」あるいは「仕様」というような項目の中に書かれている機種が多いです。 こちらの機種では通信方式のところを見ると、以下のようになっていました。 先ほどの表にまとめた内容と一致する部分を探していくと、仮にnuroモバイルでZenFone Zoom Sを使うのであれば、LTEのBand 1 / 3 / 19 / 28、W-CDMAのBand I / VI / XIXが使えるということになります。これくらい対応していれば安心ですね。 TD-LTE B38/B39/B40/B41 キャリアアグリゲーション 2CA対応 WCDMA B1/B2/B5/B6/B8/B19 GSM 850/900/1,800/1,900MHz 可能な範囲で、利用予定の機種がnuroモバイルで使える周波数帯にどれだけ対応しているかも確認した上で選ぶとより快適に利用できるでしょう。 使えるエリアを確認しておきたい場合にはNTT docomoのサイトにあるマップが参考になり、より快適に使うには利用予定のスマートフォンがどの通信方式・周波数帯に対応しているかもチェックしておくのがベストです。 ソフトバンク回線を選択される場合は、同様にソフトバンク公式サイトを参照してください。 そんな方は、無料の診断を利用するのも手段の1つ! モバレコの運用する「モバレコFit」であれば、最短1分の簡単診断で、自分に合ったプランが分かるのでおすすめです。 しかも診断は無料、営業も一切ないため安心して利用できます。 スマホプランに目星がついている方もぜひ一度、活用してみてはいかがでしょうか!