正式版となって、従来のGoogle アナリティクスで利用できていた全機能が利用可能になり、すべてのプロパティがユニバーサルアナリティクスへアップグレードできるようになりました。 Google の目標は、ユニバーサルアナリティクスへの完全移行です。 現在、ユニバーサルアナリティクスに手動で移行できるようになっていますが、近い内に全プロパティの自動移行が開始されます(すでに一部のアカウントでは、プロパティが自動移行されています)。 ユニバーサルアナリティクスへの移行はもはや避けられない状況です。 従来のアナリティクスとの違いや注意点をしっかりと理解し、移行の準備と対策を進めましょう。
そもそも従来のアナリティクスとは何が違う? 従来のアナリティクスとユニバーサルアナリティクスでは、セッションのカウント方法が微妙に異なります。
そもそも従来のアナリティクスとは何が違う?ユニバーサルアナリティクスを使用する 4つのメリット1. クロスドメイントラッキングの実装が簡単に2. 管理画面での設定変更3. デバイスを跨いだユーザー測定4. 新機能の追加ユニバーサルアナリティクスへの移行の手順STEP1 プロパティの移行STEP2 トラッキングコードの差替リスティング広告を出稿している場合は要注意ValueTrackを使用してキーワードを自動取得まとめ参考サイト関連サービス
従来のアナリティクスでは、ユーザーが他のサイトへ一度遷移してまたすぐに戻ってきた場合、セッションが途切れることはありませんでしたが、ユニバーサルアナリティクスでは、参照サイトからの流入の処理が変更となり、すべての参照サイトからの遷移で新しいセッションが開始されます。 ユニバーサルアナリティクスでは、ユーザーが他のサイトへ一度遷移してすぐに戻ってきた場合、そのユーザーのセッションは2回になります(設定で特定ドメインからの参照トラフィックを除外することも可能です)。 また、トラッキングコードやデータ集計の仕様が変更になるため、イベントラッキングや仮想ページビュー、クロスドメイントラッキング、eコマース設定の設定方法や記述も変更となります。 ■イベントラッキングの計測コード 従来のアナリティクス _gaq.push([‘_trackEvent’, ‘カテゴリ’, ‘アクション’, ‘ラベル’, 値]); ユニバーサルアナリティクス ga(‘send’, ‘event’, ‘カテゴリ’, ‘アクション’, ‘ラベル’, 値); ■仮想ページビューの計測コード ※URLだけでなくタイトルまで指定できるようになりました。(ページタイトルは任意) 従来のアナリティクス トラッキングコードの _gaq.push([‘_trackPageview’]); を以下のように変更 _gaq.push([‘_trackPageview’, ‘仮想URL’]); ユニバーサルアナリティクス トラッキングコードの ga(‘send’, ‘pageview’); を以下のように変更 ga(‘send’, ‘pageview’, {‘page’: ‘仮想URL’, ‘title’: ‘ページタイトル’});
ユニバーサルアナリティクスを使用する 4つのメリット ユニバーサルアナリティクスには、従来のアナリティクスにはない4つの大きなメリットがあります。
1. クロスドメイントラッキングの実装が簡単に 従来のアナリティクスでクロスドメイントラッキングを実現する場合、トラッキングコードの変更だけでなく、異なるドメインへのすべてのリンクに_link()メソッドを設定する必要がありました。 導入のハードルが高かったので、正しく設定・計測できていないサイトを見かけることも多々ありました。 ユニバーサルアナリティクスでは、トラッキングコードのカスタマイズだけでクロスドメイントラッキングが可能になります。 ■http://www.aaa.co.jp⇔http://www.bbb.com でクロスドメイン計測する場合 ※赤字の部分が通常のトラッキングコードからの変更・追記箇所になります。 []に並べて記載したドメインへのリンクへ対し、自動的にCookieを引き渡してくれます。 従来のように異なるドメインへのリンクのカスタマイズは不要です。
2. 管理画面での設定変更 従来はトラッキングコードのカスタマイズが必要だった以下の設定が、管理画面上で行えるようになりました。...