テレビや新聞、ラジオ、雑誌などのマス広告を取り扱っているが、それらをWebにどう展開すれば良いか分からない、とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
この記事の満足度をお聞かせください。 この記事やLISKULへのご感想やご意見、ご要望がございましたらお聞かせください。(自由記述) https://liskul.com/crossmedia-ad-89805 送信 ※広告会社向け:テレビCM提案の方法 複数のメディア(媒体)を絡めて宣伝活動を行うことを、クロスメディアマーケティングといいます。 本記事では、マス広告に代表されるオフライン広告を、Webにうまく展開した成功事例から、クロスメディアマーケティングの成功の秘訣を探っていきたいと思います。 またその際の注意点についてもあわせて解説します。 ご紹介する内容を足掛かりに、貴社に合ったクロスメディア戦略を打ち立ててください。 この記事のご覧の方には代理店で二次代行を探している方もいるのではないでしょうか。 代理店なら、運用やレポート・シミュレーション作成などを委託できます。積極的に活用し戦略立案・設計にリソースを寄せることをお勧めします。 複数の媒体を組み合わせて相乗効果を狙う!クロスメディア戦略ガイド
クロスメディアマーケティングの成功事例 まずはクロスメディアマーケティングの成功事例を見ていきましょう。
クロスメディアマーケティングの成功事例事例1:テレビCM素材を二次利用しYoutube広告に出稿事例2:SNSでバズる新聞広告事例3:折込チラシにあわせてリスティング広告・ディスプレイ広告成功事例に見るクロスメディアマーケティングのコツコツ1:5W1Hを明確にするコツ2:それぞれのメディアの特性を理解するクロスメディアマーケティングの注意点注意点1:効果測定のフローを事前に設計する注意点2:炎上のリスクに備える注意点3:代理店の活用も視野に入れるまとめ(PR)【広告会社向け】ネット広告の総合支援サービス「AG-Boost」
事例1:テレビCM素材を二次利用しYoutube広告に出稿 テレビCMの動画素材を、Youtube用に編集して出稿する方法です。 テレビCMの動画素材を転用することで、動画制作の工数や費用を抑えることが可能です。
アットホーム 不動産情報を提供する「アットホーム」では、テレビCMを中心に認知拡大を図ってきましたが、その動画素材をYoutubeに最適化して配信することで、「アットホーム」という検索ワードの検索増加率を従来の3.2倍に増やすことに成功しました。 ただし、素材そのままではなく、各媒体に合わせたフォーマットに編集する必要があります。 引用:段階的な YouTube 広告活用でマーケティングをデジタル化──タウンワーク、アットホーム、 WOWOW|Think with Google 例えば下記のような点に注意しましょう。
ブランドやサービスを早めに明示するテキストを有効活用するアスペクト比はモバイル向けに合わせる権利の問題は事前にクリアにする
参考:【初心者向け】Web動画広告の提案、制作、配信までの方法を解説します
WOWOW テレビ放送局である「WOWOW」は、テレビCMの予算をYoutube広告に寄せていき、新規顧客の獲得に成功しています。 引用:WOWOWofficial|Youtube F20〜39(20 歳〜 39 歳の女性層)の平均加入者数が前年比12.2倍に成長するなど、大きな成功を受けて、2018年に0.7%だったYouTube広告の予算を、2019年には8.1%まで増やしています。 また最初はテレビCMの編集版からスタートし、実績と知見を蓄積した上でWeb専用動画の制作も開始しています。 いきなりYoutube広告を始めるのはハードルが高いと感じるかもしれませんが、まずは既存のテレビCM素材を活用することから始めると良いでしょう。 テレビCMをYouTube広告に二次利用したクロスメディアマーケティングについては、長期的に認知拡大効果を実感できる!テレビCM×YouTube広告の組み合わせ施策で解説しています。 参考:段階的な YouTube 広告活用でマーケティングをデジタル化──タウンワーク、アットホーム、 WOWOW|Think with Google
事例2:SNSでバズる新聞広告 新聞広告でメッセージを発信し、SNSでバズった事例です。 新聞を購読する若年層の読者は年々減少していますが、バズらせることができれば新聞を読まないWebユーザーにも届けることが可能です。
LUX 「LUX(ユニリーバ・ジャパン)」は、「採用の履歴書から顔写真をなくします。」という容姿重視の価値観に対するアンチメッセージを新聞広告で発信し、SNSで大きな反響を呼びました。 新聞を購読する若年層の読者は年々減少していますが、バズらせることができれば新聞を読まないWebユーザーにも届けることが可能です。 引用:共感を呼ぶ新聞広告 ~ SNSで爆発的に拡散した事例紹介|NIKKEI Marketing Portal 日本経済新聞社によると、他の広告と比較して非常に高いリアクション数となったこと、またメッセージに対して好意的な反応が81%に上ったとのことです。 また、掲載から1週間でインプレッション(ユーザーがこの投稿を見た回数)が約1,800万と、驚異的な数値になっています。 クリエイティブ次第で、新聞広告は大きなポテンシャルを有しています。
キンチョー 「キンチョー」は、「インターネット広告とは大違い!」という、インターネット広告を貶すような衝撃的な内容の新聞広告を出しました。 引用:KINCHO 新聞広告|KINCHO ただし広告の下部を見ると、「ぜひ、ホームページへ」とWebサイトへ誘導する文面があったり、URLが「internet/daisuki」となっていて、本気で貶しているわけではありません。 新聞を読まないWebユーザーをターゲットとして、あえて上記のメッセージを載せて訴求していることがうかがえます。 実際、Twitterを中心にWebで強い反響を呼びました。 「続きはWebで」をうまく実施した好例といえます。...