本記事では、ペットモデルを活用した動画や写真の撮影やSNSなどのプロモーションに活用するための、依頼方法やギャラの相場などをはじめての方にもわかりやすくまとめました。 ペットモデルのプロダクションを運営されている方に聞いた内容が元になっていますので、本記事を読めば初心者の方でもスムーズにペットモデルを手配できるようになります。 また、InstagramやYoutubeなどのSNSにペットモデルを活用して成功した事例も紹介しておきますので、ぜひ参考にしてみてください。(参考:国内PR会社の一覧 ≫)

タレント猫・タレント犬の依頼は、専門のタレント事務所(プロダクション)へ

タレント猫やタレント犬をモデルにして写真や動画の撮影がしたい場合、基本的には専門の動物プロダクションに相談・依頼すべきです。

タレント猫・タレント犬の依頼は、専門のタレント事務所(プロダクション)へ主なペットタレントプロダクション費用(ギャラ)の相場は、5万円~50万円タレント猫・犬の人気度撮影などの難易度と場所・拘束時間・移動時間スケジュール契約期間その他依頼の手順:かんたん3ステップステップ1:企画内容・日程・場所・要望を整理するステップ2:候補となるタレント猫(犬)を絞り込むステップ3:決定・依頼これで失敗しない!撮影における4つのポイント要望をガチガチに決めすぎない撮影場所・スタジオはプロダクションに事前に相談事前にどういうことできるか把握しておく動物第一に考えるタレント猫/犬で成果が出た!SNS成功事例3選ピザハット:「#スペースピザキャット」ヤマト運輸:「宅急便コンパクト」の組み立て方ぺんてる:世界に一つのネコ柄ペンプレゼントキャンペーンまとめ

最近では、InstagramなどのSNSが普及しており、個人の飼い主に直接連絡してモデルになってもらうお願いも不可能ではありません。 しかし、個人の飼い主に直接依頼することには多くのリスクを伴います。例をあげると…

保険などに入っていないことが多く、ケガなど万が一のことがあった場合の責任に関するリスク撮影慣れしていなかったり、しつけがされておらず、隠れて出てこなくて撮影にならないリスク特に一般の猫は外出する事が困難な為、慣れていないと撮影にならないリスク(外での撮影だと猫が逃げてしまう可能性もある)撮影素材が世に出る前に、飼い主が情報を漏洩してしまうリスク

このように、動物がゆえに不確定な要素も多いのです。そのため、実績が豊富で責任を持って対応できるプロダクションに依頼すべきです。 プロダクションでは、保険への加入はもちろん、動物取扱責任者の資格や証明書を取得しているなど、法律的にも条件を満たした対応ができます。

主なペットタレントプロダクション

国内の主なペットタレントプロダクションを紹介します。

ZOO動物プロ

ZOO動物プロ Yahoo!mobileの「ふてニャン」で一躍有名になった「春馬」や、アフラックの「まねきねこダック」の猫や「猫侍」などで活躍する「あなご」などが所属する国内大手のプロダクションです。

湘南動物プロダクション

湘南動物プロダクション ソフトバンクのCMでお馴染みの「お父さん(白戸次郎)」が所属する、湘南動物プロダクション。犬猫のみならず、アルパカやカンガルーなど様々な動物が所属しています。 @shirato.jiro 引用元:お父さん(白戸次郎)さん(@shirato.jiro) • Instagram写真と動画

M.dogs

M.dogs 犬猫中心に豊富な実績があるアニマルプロダクションM.dogs。提携スタジオを持ち、制作会社や代理店のニーズに対応してくれる事務所です。

anicas(アニキャス)

anicas(アニキャス) SNSでフォロワーを多数抱える、インスタグラマー犬・インスタグラマー猫が多数所属するのがanicas(アニキャス)。撮影のみならずフォロワーへの告知を通じたプロモーションも請け負ってくれるのが特徴です。

費用(ギャラ)の相場は、5万円~50万円

タレント犬やタレント猫を依頼した場合の費用(ギャラ)は、条件によって大きく変動しますが、ざっくり5万円~50万円の間くらいが一般的な相場です。 主に以下の5つの要素を中心に決まることが多く、都度、条件が異なるため、個別にペットモデル事務所に問い合わせて確認する必要があります。

タレント猫・犬の人気度

当然、人気のあるタレント猫・犬は、ギャラが高くなる傾向にあります。ソフトバンクの「お父さん」のように専属契約を結んでおり新たな依頼は受けられないタレント猫・犬もいます。 なお、人気度は、その実績や影響度に応じて大きく3つに分類するとわかりやすいです。

TVタレント

あなご、春馬、などTVCMに登場実績多数なタレント猫・犬は人気があり影響度が大きい分、ギャラが高い傾向にあります。

インフルエンサー

SNSのフォロワーが多い、ネットに強いタレント猫・犬です。フォロワー数に応じたプロモーション効果もあり、数字が読めるため、最近人気です。

一般所属タレント

上記に比べるとまだ影響度が低く、これからに期待したいタレント猫・犬です。比較的安価にアサインできることが多いです。

撮影などの難易度と場所・拘束時間・移動時間

撮影など、要望することの難易度や撮影場所・拘束時間・移動時間も費用の決定要素になります。

スケジュール

スケジュールも費用の決定要素になります。緊急だと割高になることもあります。予め余裕を持って打診しましょう。

契約期間

スポットで用途を限定した契約なのか、年間契約など比較的長期にわたって契約するのかにもよって費用は大きく変動します。

その他

SNSでの投稿や拡散への協力などによって、別途の費用がかかる場合もあります。何ができるかはしっかり確認しておきましょう。

依頼の手順:かんたん3ステップ

次に、タレント猫・犬を手配する際の依頼の手順について紹介します。

ステップ1:企画内容・日程・場所・要望を整理する

まずは、企画内容や日程や場所や要望を整理しておきます。プロダクションに相談する前に以下の項目を整理しておくと話がスムーズに進みます。

どんな企画か?スケジュールは?場所・スタジオは?猫や犬に求める種類や特徴は?

ステップ2:候補となるタレント猫(犬)を絞り込む

次に、候補となるタレント猫(犬)を絞り込みます。先にネットでタレント一覧を見て候補を選定する方法もありますが、ステップ1で整理した条件をプロダクションに伝えて、候補をもらった方が確実です。 先にネットで選んでも、予定が空いていなかったり企画との相性が悪かったりすることもあります。「どうしてもこの猫でなければダメ」というケースでなければ、事務所側に条件にあった候補を提案してもらいましょう。

ステップ3:決定・依頼

候補の中から、最終的に依頼するタレント猫(犬)を決定し、日時と場所などをプロダクションに伝えて、手配してもらいます。

これで失敗しない!撮影における4つのポイント

依頼の手配が完了したら、ついに撮影です。当日失敗しないためにおさえておきたい4つのポイントを紹介します。

要望をガチガチに決めすぎない

例えば、写真撮影の場合には、●●というポーズを取ってほしい、という要望ありきでは難しいことが多いです。 あまり要望を決めすぎず、撮影した写真や動画から良いポーズやシーンを切り取るという感覚で依頼することが大事です。

撮影場所・スタジオはプロダクションに事前に相談

特に、猫の場合には、外での撮影は難しいので基本はスタジオになります。スタジオに隙間があると、そこから出てこない、というトラブルも多くあります。 おすすめの撮影場所や提携スタジオなど、プロダクション側に相談すると良いでしょう。

事前にどういうことできるか把握しておく

その猫や犬が、どういう芸ができるか、だったり、体長や体重などを把握しておくことも重要です。 先に把握しておくことで、構成や構図を予め設計したり、スタジオのセットなどを調整することでスムーズに撮影できます。

動物第一に考える

企画に動物を使う際には、動物を第一に考えることを忘れてはいけません。悪意なく取ったポージングや構図が動物にとって負担だったりすると、飼育者や愛護団体からクレームが入り、炎上してしまうこともあります。 参考:SNSで炎上した場合の対策とは?トラブルを回避する防止策までご紹介 例えば、15歳のワンちゃんは、人間に例えると80近いおじいちゃんです。撮影に5時間、6時間拘束しポーズを取らせ続けると、虐待になってしまいます。このように、動物第一で考えず、制作物やプロモーションを第一に考えてしまうと思わぬリスクにつながります。

タレント猫/犬で成果が出た!SNS成功事例3選

最後に、実際にタレント猫/犬を使って成果が出たSNSでの事例を3つ紹介します。タレント猫/犬を活用した企画の参考にしてみてください。(参考:国内PR会社の一覧 ≫)

ピザハット:「#スペースピザキャット」

スペースピザキャット!〜ミッション参加でNYASAからビッグなプレゼントにゃ|ピザハット 宅配ピザの「ピザハット」による、猫を使ったSNSキャンペーンです。Twitterやインスタグラムで飼い猫の写真をアップすると「ニャンバサダー会員証」や「宇宙船リュック」などユニークなアイテムが貰えるキャンペーンでした。 Twitterとインスタグラム合計で、なんと232,132もの投稿がされ、大いに盛り上がりました。 参考:スペースピザキャット!〜ミッション参加でNYASAからビッグなプレゼントにゃ|ピザハット | 株式会社 N2P

ヤマト運輸:「宅急便コンパクト」の組み立て方

クロネコが箱を組み立て!?|YouTube 「クロネコヤマト」がキャラクターのヤマト運輸による、動画を使った専用ボックスの組み立て動画は、Youtube上で人気となり、これまで100万回以上再生されています。 動画が拡散されたことで「宅急便コンパクト」の認知度向上に大きく貢献しました。 参考:猫動画がブーム!大手企業が相次ぎ広告に導入する猫動画の魅力とは? | 動画マーケティングは Video Tech Online

ぺんてる:世界に一つのネコ柄ペンプレゼントキャンペーン

~へんなねこ大集合!~ エナージェル限定ネコ柄発売記念 インスタグラムキャンペーン当選者5名決定 約2ヶ月間で8,000件を超える投稿|新着情報|ぺんてる株式会社 ぺんてる株式会社の「ゲルインキボールペンエナージェル」では、限定のネコ柄の発売を記念して実施したインスタグラムキャンペーンを実施。 ハッシュタグ「#へんなねこ」を付けた愛猫のへんなポーズや仕草の写真をインスタグラム上で募集したところ、8,776件もの投稿がありました。 当選者には、投稿したねこの柄をモチーフにしたオリジナルデザインの3色ボールペンが贈られたそうです。 参考:~へんなねこ大集合!~ エナージェル限定ネコ柄発売記念 インスタグラムキャンペーン当選者5名決定 約2ヶ月間で8,000件を超える投稿|新着情報|ぺんてる株式会社

まとめ

いかがでしたでしょうか? ペットモデルのプロダクションを活用できるようになると、制作や企画の幅が大きく広がります。 特に、InstagramやYoutubeなどを活用した新たなプロモーション手法と猫や犬の相性はとても良いので、ぜひ積極的に取り組んでみてください。(参考:国内PR会社の一覧 ≫)

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